8月も終わりだというのに、毎日猛暑が続いてほんと嫌になりますね。
しかも、今なお熱帯夜です。
母のように、ベッドで過ごされる時間が長い方だと、不快な日々だとお察しいたします。
母も、暑くて大変そうです。
今年は、母の日のプレゼントもしていませんでしたので、暑さ対策の何か良いグッズを探していたのですが、6月に遅ればせながら冷却ジェルマットを母にプレゼントしました。
まるまる2ヵ月使用して、喜んでくれているようなのでレビューさせていただきます。
家族間での体感温度の差を埋め合わせるグッズ
実は、うちの場合、異常気象の暑さの他にも問題が発生しました。
それは、母と僕のエアコンの温度設定が違うこと。
母親が、こんなに暑がりだとは昨年まで知りませんでした。
ふすまを開けて6畳2間で、1台のエアコンを共有しているのですが、僕は27℃に対して、母はそれでは暑がります。
とは言え、24℃にすると僕の方が寒くて眠れません。
夜中こっそり設定を変えると、今度は母が、呼び鈴のボタンを押して起こされてしまいます。
昨年の今頃は、こんなことを繰り返していました。
さすがに、今年は「温度設定なんかで消耗していたら、共倒れになってしまう!」となり、冷感寝具グッズを探しました。
実際に購入した冷却ジェルマット
実際に購入した「クールダウンジェルマットα」がこちら。

四つ折りで、配送されますが、広げるとこんな感じです。畳の横のサイズくらいです。

2ヵ月経っても、中身のジェルが偏ったり、ヘタッたりということはありません。
意外と厚みが薄いです。

中のジェルの重みですが、持つと結構重量感があります。
ためしにベッドに横になりましたが、寝心地は確かにひんやりはしていました。
冷却ジェルマットの仕様
ジェルマットの測地素材は、ポリエステル100%、中材は、吸収性ポリマー、水、防カビ剤 などが入っています。
生産地:中国
素材ですが、価格の安い冷感寝具は、ナイロンを使っているものが多いです。ナイロンは確かに冷たくて、価格が安いのですが、吸湿性が弱く、蒸れやすいという欠点があります。素材は、高分子量素材のポリエチレンが無難です。

使ってみた感想
実際に、2ヵ月間使ってみた感想を、良かった点と悪かった点を挙げる形でご紹介します。
良かった点
- とにかくひんやり気持ちがいい
- 布団の上に敷くだけで簡単
- ピローもあるので、頭も冷やしてくれる
- 電気代がかからずエコ
- 背中から尿モレしたとき、ジェルマットが尿を受け止めるので、シーツを洗濯しなくて済む
このジェルマットの最大の利点は、じんわりくるひんやり感。これに尽きます。
ただ、2ヵ月使っていて難点も見えてきました。
悪かった点
- 寝心地というか肌触りが硬い
- ひんやりとして気持ちが良いのは最初だけ
- 背中が蒸れる
- 商品寿命が明記されていない
- 商品寿命がワンシーズンだと、5.000円の価格は高い
好みによりますが、僕は柔らかな肌触りのモノが好きなので、寝た感じは硬い感じがしました。
接触冷感の特徴らしいのですが、触れた瞬間は冷たくて気持ちがよいものの、ずっと肌に触れていると暖かくなってしまいます。
しかし、寝返りをするなど体勢を変えると、肌に当たっていない場所が、またひんやり感が復活する仕組みです。
と言ういうことは、寝返りが打てない寝たきりの人向きではありません。
また、オムツを使用されていて、背中から尿モレで、頻繁にシーツを洗濯されている方もオススメではありません。
良かった点に、尿モレしたときはシーツを洗わなくていいことを挙げましたが、反面ジェルマットが防水ではないために尿を吸収してしまいます。洗濯が不可なので衛生的に悪いです。
あと、気になったのが商品寿命です。どこにも明記されていませんし、ネットで検索しても分かりませんでした。
来年使用時に、まだひんやりが維持できているのかは、かなり疑問です。
おわりに
要介護の方に購入を検討される場合は、寝返りが出来る方もしくは、自動寝返り機能のベッドでないと、ひんやり効果は持続しませんので注意してください。
あと、防水と素材もチェック項目です。防水でしたら、尿モレしても拭き取れば済みます。
そもそも冷却ジェルマットは、介護用として作られている訳ではありませんので、汚れなど含めてワンシーズンで使い捨てる気持ちでないと難しいかもしれません。