あけましておめでとうございます。
今年は飛躍の年に!と思い立って初詣を兼ねてパワースポット参りに行ってきました。
奈良は、神社仏閣の層が厚くて初詣の人気スポットが多いですが、その中でもパワースポットに絞って厳選した5社をご紹介いたします。

古事記や日本書紀にも登場している大神神社は、「おおがみじんじゃ」ではなく「おおみわじんじゃ」と呼びます。日本最古の神社と言われています。
奈良では、地元でなくても昔から「三輪さん」とか「三輪の明神さん」として親しまれてきました。
スピリチュアル・カウンセラー江原啓之さんが「日本で5本の指に入る最強のパワースポット」として紹介したことで注目されています。
恋愛成就のパワースポットとしても有名な大神神社はたくさんのご利益があって魅力が満載です。
なでうさぎをなでてご利益ゲット!

祭神は因幡の白うさぎを助けたことでも知られる大物主大神((おおものぬしのおおかみ)です。
なので兎と縁があるといわています。
なでた部分の体の痛みをもとってくれるので大神神社ご参拝の際は、なでうさぎをなでることをおすすめ致します。
夫婦岩で縁結び祈願!

縁結び・恋愛成就・夫婦円満のご利益があります。
巳の神杉

ちなみに大物主大神は蛇の神様です。
大神神社の境内に入って右側にある大きな杉が「巳の神杉」、神様の遣いの白蛇が住んでいるといわれています。
願い事を丸のみしてくれると言い伝えがあり、願いを込めて生たまごをお供えする参拝者が増えています。
この巳の神杉と一緒に写真を撮ると金運がアップすると言われています。
狭井神社は薬の神様!

狭井神社の境内にある「薬井」という井戸もパワースポットです
ここの水は三輪山から流れてくる湧水で、別名「くすり水」といわれ、飲めば万病に効くというご利益を得られます
その場で自由に飲むことができますし、お水取りもできるので持ち帰ることも可能です。
御神体、三輪山の入り口

僕も、以前登ったことありますが、太古の昔から「神の宿る山」として崇められてきた聖地だけあって歴史の重みとエネルギーを感じました。
道中、裸足で小走りでかけてゆく女性を何人か見かけたのですが、今でも何か気になっています。修行?
狭井神社の社務所で手続きして登ることができます。
入山料300円:入山受付時間午前9時~14時まで。
正月三日間の他にも登拝が出来ない期日がありますので、あらかじめご確認ください。
大美和の社展望台からの景色

奈良県の景観資産になっています。
県の公式ホームページにもこの景色がアップされるだけあって素敵な景色でした。
東に神体山である三輪山、西は大和盆地が一望できます。
この景色は、オススメです。

母の病気が改善しますように!

奈良の初詣は、トップクラスの参拝者数を誇る橿原神宮。
あのサッカー日本代表のカッコいいマークでもあるヤタガラスで有名ですね。
大和三山(畝傍山、耳成山、香久山)の三角地帯の枠内カドに位置します。
この地に、未知数のパワーが集中しているような気がしてなりません。
僕が会社で乘っていた社用車には、毎年ここの交通安全のお守りは欠かしたことはありません。
おかげで20年事故知らずでした。感謝!感謝!

境内はおおらかで、堂々としていて、参拝するたび厳かな気持ちになります。

毎年、恒例の巨大絵馬は圧巻です。
一年の始まりとして、ここでの撮影は演技がいいですね。

明治に入って創建された神武天皇をお祀りしている神社ですが、畝傍山の麓のこの地には神武天皇伝説が日本書紀や古事記にも記されているように歴史書からも言い伝えられています。
それに庶民にも馴染みが深い場所だったのだと思います。
母の実家が橿原だったこともあって、おばあちゃん子の僕はよく橿原神宮に遊びに連れて行ってもらいました。
おばあちゃんは、お隣の家から嫁にきた生粋の橿原人で、母の実家は相当昔から同じ場所にあったらしいです。
とにかく橿原神宮の好きな人でした。

橿原神宮の南側にある万葉の時代に作られた深田池は広大な森林との風景と織り交って神秘的です。
今ではきれいに整備されて池には遊歩道が木材で作られていますが、幼い頃は手漕ぎボートと足漕ぎボートがあってよく乗せてもらいました。

春日大社は、日本の神社の中でも最高格を誇る、歴史ある場所です。
そして最近ではパワースポットとしても有名になっていますね。
さすが世界遺産と言ったところでしょうか。
千古(せんと)の森に朱の柱3000基の灯籠と、古都の風情に包まれて新年を迎えるのも格別ですね。

春日大社(かすがたいしゃ)は、中臣氏(のちの藤原氏)の氏神を祀るために768年に創設されました。
建御雷神(たけみかづちのかみ)、経津主神(ふつぬしのかみ)など、4神を祀る春日大社は開運厄除けの社として知られています。

春日大社の信仰の証として徳川将軍や武将が奉納した灯籠で3000基あるそうです。
五代将軍徳川綱吉、直江兼続、藤堂高虎なども奉納しています。

藤原氏が藤の花をいかに大切にしたか分かる場所です。


金の灯籠
近衛篤麿が明治14年に奉納。
(近衛家・・・藤原氏の五摂家のひとつ)
感謝をする意味で藤をデザインしていれてあります。 上部の金属の部分も藤の葉っぱです。

実は春日大社は日本有数の野生の藤の花の名所です。
古来より藤の花は、高貴さの象徴。
藤の花が咲く5月は、農耕が始まって人々の本当に幸せな時が始まるそのすばらしい時期が藤の時期と重なる。
と言う意味が込められているそうです。
藤は、「不死」死なずと書いて長寿を願う祝いの意味もあります。
5月に出かけるのも目の保養になってご利益ありそうですね。
年明け2日に行きましたが、大混雑のため上手く画像が撮れませんでしたので、今までに撮っていた画像を使用させていただきました。
ご利益満載の摂社・末社も要注目!
春日大社の境内にはさまざまなご利益がある摂社・末社が61社あります。
そのうち主要な15社が集まる本殿南東には、人気のパワースポットもありますよ。
夫婦大黒社

木のお札を各社に奉納すれば御朱印がいただける「若宮15社めぐり」の受付所。
縁結びのご利益があります。
ハートの形の絵馬に良縁祈願を!
日本で唯一、夫婦の大黒様を祀っています。
若宮神社

正しい知恵をお授けくださります。
金龍神社

金運アップを祈願するならココへ。
後醍醐天皇ゆかりのお宮です。
開運財運の金運大神様をお祀りしています。

『日本書紀』に記された「神宮」は伊勢神宮と石上神宮だけであり、その記述によれば日本最古設立の神宮となる。 ウィキペディアより引用
石上神宮(いそのかみじんぐう)は、古代軍事氏族である物部氏が祭祀していたことは、知っていましたがそこまで格式高いとは・・ 正直驚きです。
大神神社と同じく、山の辺の道にあって最古の神社と言う点からみても、パワースポット的にみてもこの二社は最強クラスだと思います。
あの聖徳太子もこちらの鳥居をくぐった時に、ただねらぬ力を感じたと言う伝説があるぐらいです。
拝殿(国宝)

当神宮を崇拝された白河天皇が、1081年、当神宮の鎮魂債のために宮中の神嘉殿(しんかでん)を移したものと伝えられています。拝殿としては国内最古のもので、国宝に指定されています。
国宝・重要文化財の建物や、この地から発掘された貴重な出土品など、歴史的に価値あるものが現在に受け継がれています。
神杉

神杉と呼ばれている杉の木があります。
万葉の時代より「石上布留の上杉」と詠われ、信仰の対象になっています。
現在でも樹齢300年を超える杉が数本あり、この杉からもパワーが出ていると言われています。
摂社 出雲建雄神社拝殿(国宝)
保延3(1137)年に建立され、元来は内山永久寺の鎮守の住吉社の拝殿でしたが、大正3年に現在地に移築されました。
内山永久寺は、廃仏毀釈のあおりを受けて明治時代に廃寺になっていますのでご存じない方も多いと思いますが、西の日光と言われた大寺院だったそうです。
僕もつい最近まで知りませんでした。
半年前に好奇心を満たしに、この寺院を目指して大神神社から山の辺の道を歩いたことがありますが、山林の風景と農地が広がるだけでわずかに松尾芭蕉の句碑が残るだけでした。
「内山やとざましらずの花ざかり」
当時は壮麗を極めた風景が偲ばれますね。
当寺の保有していた宝物は海外にも流出しているようすし、国内に残存しているものも大半は国宝・重要文化財の指定を受けているので相当上位の寺院だったことが伺えます。
石上神宮にこの拝殿が移築されたのは場所が近いこともあって昔から密接な関係があったからなのでしょう。

「神武天皇が仮死状態という危機的状況になった際、御心霊によって救われた」という神話から起死回生・身体健康のご利益があるとされている御守りです。

信貴山 朝護孫子寺(しぎさん ちょうごそんしじ)。
年末、紅白のあとのゆく年くる年で虎の干支には必ず中継されるお寺です。
名前が難しく僕は、なかなか覚えれません。
しかし心配いりません。検索ワード「虎のお寺」で一発ヒットです(笑)
日本で初めて毘沙門天が姿を現した場所として知られる真言宗のお寺です。
富と商売繁盛を司る毘沙門天と、金運を表す虎を象徴とする信貴山朝護孫子寺。
この最強コンビがダッグを組んだ金運アップのパワースポットです。
聖徳太子像

今から1400年程前、聖徳太子が物部守屋の討伐の際にこの山を訪れて戦勝祈願をすると、天空に虎をお共にされた毘沙門天王が日本で最初に御出現になったそうです。その日が、寅の年、寅の日、寅の刻だったと言います。
本堂


本堂には、ご本尊の毘沙門天王像を中心に、右に吉祥天像、左に善膩師童子像が安置されています。
父・母・子の絆を大切に、家族円満を願う象徴とされています。
毘沙門天王は、七福神の中でも商売繁盛、金運如意、開運招福、心願成就の徳を最も厚く授けてくださる福の神様です。
右手に如意宝珠の棒、左手に宝塔を持ち、心を強く持って何事も我慢強く行えば福徳を授けるというお姿を表しています。
本堂から奈良盆地の景色が見えます。
かやの木稲荷

この場所にも神木があります。
かやの木で樹齢1500年というので驚きです。
かやの木と言えば将棋盤や碁盤の最高の素材のアレですよね。
成福院(じょうふくいん)


左右に厄難消除の不動明王、立身出世の弘法大師をお祀りしています。
融通撫で小槌は願いを込めて両手で撫でると叶うと言われています。
千手院(せんじゅいん)

院内の『銭亀堂』では金運を呼ぶ神、銭鶴善神をお祀りしています。
商売繁盛や金運招福を祈願される方が絶えません。
よくテレビにも紹介されています。
開山堂(かいざんどう)

聖徳太子、弘法大師、命蓮上人、歓算上人、四国八十八ヶ所ご本尊様をお祀りしています。開山堂の黄色の厄除けローソクは、学業成就、商売繁盛、開運招福のご利益があるといわれます。
剱鎧護法堂(けんがいごほうどう)

醍醐天皇が重い病気にかかられ、命蓮上人が毘沙門天王に祈願された折、剱鎧護法の使者が枕元に現れて治癒されたことから、無病息災、病気全快の霊験あらたかな神として信仰されています。
初詣の掛け持ちもいかがなものかと思いましたが、正月三が日で5社めぐりました。
とりわけ石上神宮と信貴山 朝護孫子寺は、よく考えると敵、仇の仲なのでどちらからも天罰がくだると怖いので違う日にしました(笑)
それでも、年明けからなにか心が軽くなった感じがして得した気分です。
催しがある日は別ですが、普段はパワースポットだけにひっそりとして静かです。
休日でも自然の中で、ゆったりとした時間を過ごせると思いますので、奈良に来られた際は、ぜひご参拝下さい。