要介護の親が入院したとき!無駄な出費や負担の減らせ方




入院手続き、退院前カンファレンス、主治医から病状・経過説明の呼び出し、その他にも転院するならソーシャルワーカーに相談等々。

いざ、介護をしている親が入院すれば、やらなければならないことは結構たくさんあります。

始めて経験される方の中には、やることの多さに面喰うかも。

会社勤めの方なら、有給を取らなければならないこともあるでしょう。

 

「成り行きに任せて!」なんて思っていたら、 

退院日の調整がスムーズにいかずに、入院が長引いてしまった!

入院費以外の出費が、思いのほか高くついた!

なんてこともありがちな話です。

今回の記事では、親の入院生活を省エネでサポートするポイントをまとめました。

入退~退院までの流れやポイントを知っていれば、少しはご家族の負担も軽減されると思いますので参考にしてみてください。

 

入院中の諸々の費用

親が入院したとき、どんなお金がかかるの?

実際に、経験してみないと何にどれだけの費用がかかるのか分からないと思います。

ちなみに、病院から提供される食事代は通常1食460円です。

公的医療保険の対象とはならないことは知っていても、食事代の自己負担額が全国一律で「1食460円」と決められていることをご存じない方は多いのではないでしょうか。

当然、入院が長引くと食費もかさみます。

 

入院時の必需品レンタル、活用するべき?

入院時の必需品を、レンタルしてくれる病院は結構あります。

衣類やタオル、必要とあれば日用品もセットにして提供してくれるところもあるので忙しい人にはとても助かるサービスです。

僕も会社勤めをしていた頃は、週末にしか病院に行けなかったので利用したことがあります。

うちの母のように介助が必要な方なら、病院内のお店で買い物したりランドリーで洗濯もできないので、ご家族が必需品を病院に持ち運びしなければなりません。

当然、洗濯しなければならないので、これって結構大変なんです。

必需品レンタルのメリットは、ズバリ丸投げできること。

日用品も提供してくれるところでしたら、実質、手ぶらで入院することも可能です。

 

デメリットは、そこそこの出費を覚悟しなければならないこと。

特に、長期の入院や入退院を繰り替えしている方にとってはコスパが悪すぎます。

例えば、日額300円として20日間入院したとするなら6.000円。

2ヶ月入院した場合は、18.000円。

単発の入院で6.000円であれば、買い揃えたり持ち込みが不要になるのでレンタルした方がお得です。

反対に、長期の入院や闘病で今後も入退院が予測される方は、その度にレンタルしていると相当な出費になってしまいます。

そのように考えると、状況に応じて使い分けた方が良さそうですね。

 

おむつは自前で準備する方が断然得!

「おむつって、こんなに高いの!?」

ネットで、おむつの請求金額に卒倒した記事を見かけたことがありますが、入院費とは別におむつ代だけで4万円の請求がきたら誰だって驚きますよね。

でも、実際にあり得る話です。

今どきの病院は、おむつや尿とりパッドを提供するところは結構あります。

入院時の案内のパンフレットに、おむつサービスの利用を促すチラシはよく見かけますが、各病院で価格設定が異なり健康保険も適用されませんので注意してください。

市販で購入すれば、安ければ1枚70円くらいで購入できるものでも病院で頼めば高くつきます。

良心的な病院でも、1ヶ月1万円以上はすると思います。

幸い、母がこれまで入院したことのある病院は自前で準備しても構わないところばかりでしたが、自前不可の病院もあるようなので入院前に確認した方が無難です。

有り難いことに、おむつ交換は病院側がしてくれます。

定期的に、おむつを病院に運ぶくらいの手間は惜しまないように!

  

身の回りのことができない方の必需品と収納のポイント

親の代わりに、家族が必需品を準備しなければならなくなったとき。

「何を準備すればいいの!?」

大抵の人は、ここから始まると思います。

特に、おむつ・尿とりパッドが必要で頻繁に持ち運びできないご家族は1週間分なりをまとめて置いておかなければなりません。

それでなくても、着替えも多めに必要です。

病室に置けるスペースは限られるのに、これらだけで病室が占有されてしまいます。

 

必要なものだけを!日用品は必要最小限に

急性期から退院に向けてのリハビリ期など、病状に応じて病棟で機能を分けている病院もあります。

症状が良くなれば転棟もありえるので、荷物は最小限にコンパクトに持ち運びできるようにしておいてください。

下記は、介助の必要な母が入院した際に準備しているものです。

 

着替えやタオル

  • パジャマ
  • 下着類
  • バスタオル
  • ハンドタオル

 

洗面用具

  • 歯ブラシ
  • 義歯洗浄剤
  • 義歯ケース
  • 口腔スポンジ
  • シャンプーリンス
  • ストーマ装具の備品一式

 

食事

  • お箸
  • スプーン
  • フォーク
  • ストロー付コップ
  • 介護用エプロン
  • 食器用洗剤

 

ベッド周辺

  • BOXティッシュ
  • ウエットティッシュ
  • レジー袋
  • 大きめの付箋・筆記用具

 

こんなところでしょうか。

デイルームには、給湯器・トースター・電子レンジが備え付けてあると思います。

歩行しやすい靴や水筒など、必要に応じて準備してください。

以前の記事をなぞりますが、入院に高価なモノは要りません。

できれば、100均で買い揃えるのが理想です。

こちらの記事に、画像付きで記載していますので合わせて読んでもらえれば良いかと思います。

 

付箋で分かりやすく!スッキリ収納

介助が必要な方にとって、入院中の食事やおむつ交換などの介助を看護師さんにお世話にならなければなりません。

看護師さんの手間が省けるように、看護師さんが使い勝手の良い、看護師さん目線で収納することがポイントになります。

義歯ケースや義歯洗浄剤などの洗面用具や、食事するための介護エプロンお箸やスプーンは収納せずに卓上の目の届くところに。

 

着替えやバスタオルは備え付けのタンスに収納しましょう。

僕は、備え付けのタンスに何が入っているか分かるように付箋を貼っています。

 

母の場合、人工肛門のストーマ装具の張替えをしてもらわなければならないので、一番上の引き出しに入れています。

 

右のロールは、キッチンペーパーで装具の張替えに使います。

ちょっとした汚れを拭き取るとき、キッチンペーパーがあると便利です。

 

退院時の菓子折りは必要?

退院するとき、菓子折りが必要!?

特に、年配の方なら持参するべきかどうか迷われる方も多いかと思います。

結論から言うと、菓子折りは必要ありません。

「職員へのお心遣いは無用」

近頃、この張り紙はどの病院でもよく見かけるようになりました。

僕も、5年前まで退院時には必ずナースステーションに菓子折りを差し入れしたものですが、今は昔の話です。

「病院の方針なんで、すいません」とやんわり看護師さんに受け取りを断られてからはしていません。

ちなみに、僕がよく差し入れに使っていたのはミスタードーナツ。

20個くらいで、アソートしてもらっていました。

 

おわりに

先月、母がポート感染で入院していたのですが、おかげさまで3週間で退院できました。

かかった入院費用は、1割負担で約8万円。

この金額が多いか少ないかは別として、入院期間が短く済んで良かったです。

入院費以外の費用としては、母は右足を骨折しているためストレッチャー付の介護タクシーを使ったので交通費がかさみましたが、その他の出費は新たに買い求めることもなかったですし抑えられたと思います。

ただ、何度経験しても親の入院生活を支えるのは大変ですし慣れないものですね。

 

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ABOUT US

シンイチ
20年間、犬馬車のように結構まじめに働いてきた40代の元リーマン。 長らく会社勤めと在宅介護で消耗しきって、あえなく2年前に介護離職してしまいました。 介護は、それぞれの御家族にそれぞれの事情があります。 現代の社会問題に、このプログを通じて1人でもお役に立てれば嬉しいです。 長年、在宅介護をしている僕だからこそ、あなたに伝えたいメッセージがあります。