こんにちは、シンイチです。
最近少しずつ、障子の張り替えをしています。
我が家は、訪問看護師や在宅医など多くの人が自宅を訪れるので、できるだけキレイにと心がけているのですが、色があせた障子はみすぼらしく正直かなりカッコ悪かったです。
障子の白色が薄茶に変色していましたし、ところどころ破れていたので、見るに堪えないありさまでした。
いざ、障子を貼り替えてみると、部屋が明るくなってグッと雰囲気が変わって驚いています。
たまには、障子の張り替えもやってみるものですね。
僕は、ネットを参考に貼り替えましたが、それでは上手くいかない工程や買い揃えた道具もほとんど使わなかったものもありましたので、今回記事にまとめておきます。
目次
はじめにやってみた感想
障子の張り替えを初めてやってみた感想は、それなりに出来たという感じです。
2年前に、破れていた障子戸を2000円出して1枚だけ業者に貼り替えてもらいましたが、比べてみると、やはりプロにはかないません。
いかにも安そうな障子紙を使用していますが、シワ1つないのですからさすがですね。
僕の場合は、最初の数枚はシワになって気に入らないものもありますが、それでも、枚数を重ねる度にきれいに貼れるようになりました。
まあ、素人の仕事としては、おおむね上手くできたと思っています。
準備するもの
障子を剥がして、切って貼るだけの工程だけなので必要なものはあまりありません。
それに、近所のホームセンターですべて揃います。
僕は、ホームセンターに障子紙が売っていることをこれまで知りませんでした。
気に留めて見たことが無かったからだと思いますが、カーテンなどインテリアコーナーの結構奥まった場所にあります。
準備するもの
障子紙
カッター
定規
のり
障子紙はがし剤
ネットの情報をもとに買い揃えましたが、実際に使ったものは、のりと障子紙はがし剤だけでした。
カッターと定規は、自宅にあったものを使用しています。
スティック型の障子のりを使うと、調節ができるのでハケもいりません。
画像上の障子専用のカッターは、刃先がカッターナイフのような形状になっています。
障子が刃に引っ掛かからずになめらかに切れるとの事でしたので購入したのですが、購入した障子紙が頑丈なのか、一度スーッとカッターを入れただけでは切れなく、2度切ると汚くなるので障子専用カッターを使うのはすぐ諦めています。結局、自宅にあった工作用のカッターで対応しました。
専用の定規も小さすぎて、一筋切るのに何度も継がないといけないので、素人にはまっすぐ切るのは難しいと思います。
こちらも、自宅にあった30cmの物差しで十分です。
できれば、長めの定規の方がいいと思います。
障子を張り替える前の下準備
ごく一般的な、やわらかい質感の障子紙なら、この工程は必要ありません。
僕がたまたま購入した「雲竜」という障子紙が、合成紙で硬かったのでちょっと面倒でした。
障子紙は、筒に巻き付けて売っています。
どのくらいの期間巻き付いているのか分かりませんが、広げたときクルクル型がついてとても作業がやりにくかったです。
失敗したのは、くるくる型を直そうと逆に巻いたら、障子にシワが無数に付いてしまいました。
それでも3枚、反りを押さえながら無理矢理貼ったのですが、のりを沢山使った分、出来はきれいになっていません。
このため、先に障子紙を寸法どおりにカットして小さくしてから、テーブルをひっくり返して「重し」にして反りを戻そうと試みています。
このテーブルの上に、適当にモノを置いてさらに圧をかけました。
この状態で放置して、1週間では微妙。2週間で反りは戻っていました。
反りが戻って紙がまっすぐだと、作業もはかどってきれいに仕上がります。
なので、反りがキツイときは、一旦まっすぐに戻してから作業した方が良さそうです。
障子紙のカット
マニュアルでは、障子紙を貼ったあと、最後に余分な紙を切り取って仕上げますが、上記理由で紙の反りを戻すため最初にカットしてしまいます。
張り替え作業開始
下準備ができたところで、貼り替えていきます。
障子戸は、テーブルなどの上に寝かせて行うと張り替え作業がしやすいです。
古い障子紙をはがす
障子はがし液を、障子の枠と桟(さん)に塗ります。
前回、父親が貼り替えているので、紙の材質は分かりませんが、古い障子戸も合成紙のようで硬かったです。
20年以上放置していたからでしょうか?
障子はがし液をたっぷり付けても紙をはがすと、しつこい紙くずがへばりついています。
頑固な父親の性格と同じですね(笑)
紙がへばりついている上から、さらにはがし液を塗って行きます。
5分ほどしてからはがしていきます。
たまたま家にあった使用期間切れのクレジットカードで、こすったら気持ちがいいほどきれいに取れるではありませんか!
なのでヘラは、必要ありませんでした(笑)
ぬるま湯でしぼった雑巾で、きれいに拭き取ってしばらく乾かします。
のりを付ける
障子用のりを枠と桟に沿って付けていきます。
多くつけすぎると、はみ出るのでつけすぎに注意して下さい。
スティックタイプの障子のりだと、調節もできて便利です。
これだとハケもいりません。
障子紙を貼りつける
購入した障子紙に仮止めテープが入っていたので、使用して障子を貼りつけました。
障子紙は裏表があります。貼り付ける面は巻紙の外側の面を貼ってください。
下準備しておいた真っ直ぐに伸ばした障子紙なので、貼り付けは簡単でした。
そこそこきれいに貼れたので、霧吹きは使用していません。
障子を貼り替えるメリット
障子戸の動きが悪かったり、はずれにくいものもあったのですが、障子を貼り替えることによってそれらが改善したので驚いています。
我が家は、築50年のボロ家です。
障子戸がなめらかに動かないのは、これまでの地震などで、家自体に歪みが生じているからだと思っていました。
障子の張り替えをして、障子戸の可動がスムーズになったということは、障子が障子戸を歪ませていたということになります。
おそらく、20年以上放置していると、障子の張りが枠や桟を引っ張って障子戸を歪ませていたのでしょう。
また、購入した「雲竜」という障子紙の表紙には、UVカット95%、夏には外からの熱を防ぎ、冬には室内の温もりを逃がさいと記載されています。
障子には、室内を守る機能もあるようです。
何よりも、部屋が明るくなって印象も良くなりました。
ちなみに、これだけ貼り替えてかかった費用は約7000円です。
まとめ
一般的に、障子の張り替えは5年が目安だそうですが、僕は当面は貼り替えはしないと思います。
やっぱり面倒です(笑)
ただ、母が生活するこの部屋が、ガラリと明るくなったので、良かったの一言に尽きます。