コロナワクチンの後遺症!?母親の現在の様子や認知症で直面する問題点と対策




せん妄の症状が、2か月以上続いています。

母が、3回目のコロナワクチンを接種したのは2月12日。

言動に異変を感じたのは、2月21日あたりからです。

タイミングといい、今はコロナワクチンの後遺症を疑っています。

「ひとり言が止まらない、すぐ怒る、奇声を発する。」

当初、在宅医からは突然症状が出たことからせん妄だと言われていたのですが、これまでの経緯を鑑みて認知症の可能性を示唆されています。

認知症とワクチンの後遺症。

どちらも、どうすることもできないワードだけに見守ることしかできないのが現状です。

今回は、母の現在の様子や認知症で直面する問題点についてまとめておきます。

 

せん妄の症状が2か月続く現状

昼夜問わずの、ひとり言には参りました。

自分のフルネームを連呼したり、幻覚や妄想の要素が多分に含まれて内容は意味不明です。

しかも、やめて欲しいとお願いすると逆効果。

さらに、感情的になって手が付けられなくなってしまいます。

1日中ではありませんが、いつ何時はじまるかもしれないひとり言に振り回されているといった感じです。

「うるさい!早く帰れ」

在宅医や訪問看護師にも、暴言を吐くようになったので状態が悪くなっているように思えます。

動作の方は、動く左手でベッドの柵をゆすったり、車いすでの食事中にテーブルを小刻みにたたく程度なのでまだマシです。

 

意思疎通は微妙

要介護5は、コミュニケーション不全の状態の人が多いと言われていますが、うちの母はそうではありません。

12年前、要介護のきっかけとなった低ナトリウム血症の後遺症で、記憶の一部が抜け落ちてはいますが意思の疎通もコミュニケーションもこれまでとれていました。

しかし、今は、会話として成立していないので、どちらかと言えば両方とれていないと思います。

問いかけに対しても、返事をするときもありますが、しないときもあるのでどれだけ理解できているかは不明です。

ちなみに、日付はまったく分かりません。

今が、朝なのか夜なのかも分からないときの方が多いです。

睡眠障害については、一時は寝不足から目の下にクマがあったのですが、薬が合うようになって10日ほど前から4~5時間ほど眠れるようになっています。

 

認知症の食事問題

認知症で困るのが、食事量が減ること、食事拒否です。

食事が取れなくなると、栄養補給ができなくなるので生命の維持に関わる問題となってしまいます。

我が家も、今とても困っているのが食事介助です。

飲み込みが悪くなったのか、口の中に入れたおかゆがモゴモゴしているうちにカニの泡のように出てきます。

出てきたおかゆをスプーンで掬いとり、さらに口に放り込む。

これまでも、お茶碗半分のおかゆを40分ほどかけて食べさせていました。

しかし、今は1時間かけても食べさせられないです。

加えて、お茶も飲めなくなってしまいました。

これまでは、ストロー付きコップで普通に飲んでいたのですが、ストローの中で水が行ったり来たり。

一旦、口に含んでもまたコップに戻してしまう始末です。

母も、せん妄の症状ながら食事や水分補給は苦痛に感じているのでしょう。

そのうちに、口をつぐんで拒否してしまいます。

上手く食べられないうえに食事拒否。

現在は、在宅医に相談して点滴を増やして対応していただいているのですが、もし在宅で中心静脈栄養法をしていなかったらたちまち困っていたと思います。

食事が困難になると、母のように点滴で栄養を確保するか、もしくは胃瘻(いろう)の選択を迫られるかもしれないので想定しておいた方が良いでしょう。

 

認知症は介護度5より2の方が大変だと思う理由

同じ認知症が発症しても、要介護が5より2~3の方が、急激に介助負担が大きくなることが予想されるので対策しておいた方が良いと思います。

なぜか?

理由は、2つあります。

1つは、機能が低下した寝たきりの要介護5と歩行ができる要介護2~3の人では、後者の方が介護の手間がはるかに多いのではないかと感じるからです。

確かに、要介護5の母は、食事、排泄、入浴といった日常生活全般において全面的な介助が必要な状態です。

しかし、基本的には自力では何もできない寝たきり。

徘徊の恐れや、ベッドから落ちる心配がないので管理がしやすくなります。

 

介助方法の変更を余儀なくされるかどうかの違い

2つ目は、介助方法の変更を余儀なくされるかどうかの違いです。

要介護2~3だと、これまでの介助方法では対応できなくなるケースも出てくるかと思います。

例えば、おしっこを漏らすようになったら。

おむつのタイプを、リハビリパンツからテープ型に替えなければならなくなったり、尿取りパッドが必要になることもあるでしょう。

それに伴い、これまで椅子に座って行っていた介助が寝姿勢になってしまいます。

介助方法が変わるうえに、おむつ交換の頻度も多くなるので排泄介助1つとっても負担大です。

このように認知症が発症すると、「移乗介助」「歩行介助」「入浴介助」などすべてに渡り、介助方法の変更を余儀なくされる可能性があります。

反対に、要介護5はそもそも全介助。

介助方法も限りなく最終形です。

母の場合も、せん妄になったからと言って少しはやりずらくはなりましたが、介助のやり方を変えなければならないほどの変更はありません。

 

おわりに

今回は、母の現状から認知症で直面する問題点について考察しましたがいかがでしたか?

認知症の介助は、これまで通りにいかないことも多々出てくるので対策方法を知っておくことが大切です。

また、介護負担も増すので、優先順位をつけて訪問入浴や訪問看護など新たな介護サービスを取り入れ負担を減らすことも心がけましょう。

誰しも、親が認知症になるなんて考えたくありませんが、不幸にもそのような事態に直面するとも限りません。

そんなとき、この記事の中に役に立つ知識があれば幸いです。

 

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シンイチ
20年間、犬馬車のように結構まじめに働いてきた40代の元リーマン。 長らく会社勤めと在宅介護で消耗しきって、あえなく2年前に介護離職してしまいました。 介護は、それぞれの御家族にそれぞれの事情があります。 現代の社会問題に、このプログを通じて1人でもお役に立てれば嬉しいです。 長年、在宅介護をしている僕だからこそ、あなたに伝えたいメッセージがあります。