奈良の世界遺産をおもいっきり満喫!パワースポットの平城宮跡歴史公園であそぼう




先日、春の日差しに誘われて、久しぶりに奈良市までサイクリングにいくと平城宮跡が歴史公園としてもうすぐオープンするようでした。

自由に入れる場所があったので散歩させていただきましたが、甲子園30個分と言われるスペースだけに、やはり広いです。

いくつか施設はありましたが、入館料はすべて無料なので、ご家族連れの週末の散策に最適ですね。

週末お弁当を持って行くも良し、レストランもあるようなので手ぶらでもOKです。

奈良県はインバウンド重要が増えてきてきていることもあって、訪れる外国人観光客も年々増加傾向です。

今回、平城宮址の保存と活用を図ろうと展示施設やレストラン、それに復元された遣唐使船、さらに35haの敷地を新たに公園として整備されたのをみると、奈良県の本気度もうかがえます。

新たな観光スポットとしても期待できそうですね。

 

見どころは?

およそ120haの広大な敷地には、7000人ほどの役人が働いていたようです。

平城宮は今で言うと皇居と国会議事堂と霞が関が、一緒になったような場所だと言われています。

ちょうど真ん中に平城宮のシンボル朱雀門、手前に伸びるのが朱雀大路です。

道幅は74mあります。

当時、この通りを訪れた人は都の大きさに圧倒されたと言います。

その光景が、1300年経った今見れます。

 

遣唐使船

アイキャッチ画像は、大宮通り沿いから撮っています。

手前に遣唐使船の復元が映っています。当時の絵巻物を参考に復元されたそうです。

何年か前に復元されたものを整備した形ですが、船周辺に水を張ったりして劇的に印象が変わりました。

1300年の時を超えて蘇った遣唐使船は、僕たちを奈良時代にいざなってくれているかのようです。

遣唐使:630~894年の間に18回任命され、15回渡海した。

一行は盛時には大使以下留学生ら4隻500名にも及び「よつのふね」と呼ばれ、律令国家の政治・文化の発展に大きく寄与した。

※遣唐使の回数については中止、送唐客使などの数え方により諸説あるようです。

 

    

 阿倍仲麻呂や空海など歴史的偉人を運んだ遣唐使船、復元ですがまじかに観れて感慨深かったです。

全長30mの船で思ったより小さく、とても100人を超える人を乗せて東シナ海を横断するサイズには思えませんでした。

観光でも怖くて乗船は遠慮したいと、絶対に思うはずです。

当時の日本人の探求心や使命感には本当に恐れ入ります。

船上の案内板には、奈良時代に九州を出航した18隻のうち14隻は帰国しているとありました。

また、帰り着かなかった船の乗員も一部は帰国しており、当時の航海技術を考えると特に危険な航海ではなかったようです。

 

第一次大極殿院 南門

  

今年から「南門」の復原工事を公開予定だそうです。

建築中に建造物を雨風から守る「素屋根」を組み立て、素屋根に隣接する「南門復原工事見学デッキ」を設置する計画です。

見学デッキから少しずつ進んでいく工事の各段階を間近に見ることができます。

工事は伝統工法で柱や梁を組み上げていく匠の技や、古代の工法にのっとった左官や瓦吹きなどのようすが見学でき、南門復原工事期間中だけの特別公開となるようです。

 

第一次大極殿

正面約44m、側面約20m、地面より高さ約27m。

直径70cmの朱色の柱44本、屋根瓦約9万7000枚を使った平城宮最大の宮殿であり、その建物は奈良時代の中頃に、一時都とした恭仁(くに)宮に移築され、山城国の国分寺金堂になりました。

当時、天皇の即位式や外国使節との面会など、国のもっとも重要な儀式のために使われていたそうです。

 

観光交通施設

平城宮いざない館

見どころ満載なのが朱雀大路を挟んだ向かい側にある施設、平城宮いざない館です。

奈良時代を今に感じる「特別な場所」である平城宮跡歴史公園の意義とすばらしさを伝え、当時の面影を残す公園や寺社へといざなうガイダンス施設です。

時空を超えて奈良時代の平城宮を体感し、出土品や資料のよみときに驚き、公園のいまを楽しむなどの体験を通して、平城宮跡の多彩な魅力を発見することができます。

いざない館では天平衣装も貸し出していますし、奈良時代の人たちが一体どんな暮らしをしていたのか体験することが出来ます。

ここには、平城宮の200分の1の模型や、大極殿を復元する際に実際に作られた5分の1の模型がありますので、1300年前の平城宮の姿が見れます。

ちなみに大極段は、釘を一本も使わずに木を組んで作り上げていますので、模型と見比べる楽しみ方もありますよ。

 

天平みつき館

奈良県内の観光情報をご案内します。

また、県内の特産品や、奈良時代の国際交流都市・平城京ゆかりの物品などを販売します。

 

天平みはらし館

展望デッキや展望室から平城宮跡の眺望が楽しめます。

映像で学べるVRシアターやレンタサイクル貸出所、ジョギング・サイクルステーションもあります。

 

天平つどい館

修学旅行など団体客の集合スペースです。

公園内の各施設の利用案内などの情報提供を行ないます。

 

天平うまし館

奈良の食材を使った料理を楽しめる施設です。

遣唐使の歴史解説コーナーを経て復原遣唐使船に乗り込んでいただきます。公園の景色を楽しめるカフェ、レストランでゆっくりお過ごしください。

いろいろな体験メニューや企画展を行なう交流スペースもあります。

 

アクセスは?

駐車場は完備していますが、有料ですし満車で入れないことも予想されますので公共交通機関を利用した方が良さそうです。

  • 近鉄大和西大寺駅南口から徒歩で玉手門経由約20分
  • 近鉄奈良駅・JR奈良駅西口から、路線バス学園前駅行きにて「朱雀門ひろば前」下車すぐ
  • 近鉄奈良駅・JR奈良駅西口から、ぐるっとバス 朱雀門ひろばターミナル着  (運賃100円で土日祝日を中心に20分間隔で運行)

 

おわりに

平城宮跡歴史公園を中心にレンタサイクルで奈良の点在する歴史遺産をめぐられてはいかがですか?

薬師寺や唐招提寺は、距離も手ごろですし秋篠川のサイクルロードを通れば車が通行していないので安全です。

それにこれからの季節は、川沿いの桜がきれいです。

また、奈良公園やならまちの方へ足をのばしてみるのも間違いないですよね。

計画を立てる作業も結構おもしろかったりして、当日とあわせて2度楽しめます。

平城宮跡歴史公園のホームページにはレンタサイクルの案内もありますので参考になさってください。

なおイラストや館内案内記述は、平城宮跡歴史公園のホームページから引用させていただきました。

 

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シンイチ
20年間、犬馬車のように結構まじめに働いてきた40代の元リーマン。 長らく会社勤めと在宅介護で消耗しきって、あえなく2年前に介護離職してしまいました。 介護は、それぞれの御家族にそれぞれの事情があります。 現代の社会問題に、このプログを通じて1人でもお役に立てれば嬉しいです。 長年、在宅介護をしている僕だからこそ、あなたに伝えたいメッセージがあります。