我が家のケアマネはケアマネらしからぬ人!ケアマネの力量のなさを感じたある日の不都合




在宅介護をはじめて10年。

介護保険制度について、何1つ知らなかった僕でも今では少しは分かります。

そのうえで、我が家を担当するケアマネジャー(以下ケアマネ)に思うこと。

マネージメント能力に欠ける。

その一言です。

ただ、当初はケアマネの職業ってこんなものかと、あきらめの方が強かったのが正直なところです。

 

我が家を担当するケアマネはこんな人

元看護師で、少し気がキツイおばちゃん。

担当者会議の日時を間違えて遅刻したり、退院後の訪問入浴の再開の手配を忘れるなど、スケジュール管理が苦手なのか結構ケアレスミスも多いです。

それに連絡ツールが、ショートメールが主だと言うのも職業柄いかがなものかと。

月1回の、モニタリング訪問の日程調整くらいならいいのですが、緊急時に連絡取りたくても電話がつながらないこともしばしば。

仕方なくメールで伝えるも、メールで返信があります( ゚Д゚)

まあ、最初から介護ベッドやホームヘルパーをやたらに勧めてくるので面倒に思っていましたし感覚が合わないとは思っていました。

 

母が、腸閉塞で入院していたときのある日の出来事

まだ、最近の出来事です。

退院日が明日に決まり、病院から連絡があったのが午前9時すぎ。

ケアマネに、連絡を取ろうにも例の如く電話がつながりません。

仕方なくメールで送った内容がこちら。

 

今、病院から連絡があって明日退院できるようです。

ケアマネさんにも、連絡すると言っていましたのでよろしくお願いいたします。

今、病院から連絡ありました。

介護タクシー確認させていただきます。しばらくお待ちください。

 

そのあと回答を待つも、16時を過ぎても連絡がありません。

元々、急な退院でしたので、介護タクシーの予約が取れた時間が退院する時間になると伝えていただけに、早く連絡してあげないと病院側にも段取りがあります。

食事や入院費の清算、それに薬剤師からの薬の受け渡し等々、当日の主治医や看護師の都合もあるでしょう。

ケアマネに電話をかけてもつながらないのでメールで催促すると、このときはすぐに電話で折り返しがあったのですが14時に介護タクシー手配できたとのこと。

念のために、病院に連絡済なのか確認すると案の定これからだと言うのです。

僕は、何時になろうと退院の心づもりはできていますが病院は分かりません。

その時間は、都合が悪いと言われる可能性も多分にあります。

この時点で、利用者と病院に連絡する順序が逆さですが、はなから僕の都合は確認していないのでそんなものでしょう。

そもそも、病院に連絡するのを忘れていたんじゃないの!?

 

と言いたくもなります。

それとも、病院への連絡は利用者の仕事だと思っているのでしょうか?

だとすれば、もう少し早く回答して欲しいものです。

 

根本的に仕事の取り組む姿勢が悪い

確かに、「介護タクシーの予約が取れた時間が、退院する時間になる」と病院看護師に伝えていましたし、メールのやり取りを見る限りケアマネにも同じように伝わっていると思います。

だとすると、親切な人なら介護タクシーの予約を取ったあと、利用者に丸投げなんてことはしないのではないでしょうか?

これじゃ、僕が14時で大丈夫かどうか病院に確認して了解が取れたら、休止している介護サービスを再開してもらうために再度ケアマネに連絡しなければならないということになります。

しかも、ケアマネは病院に車いすが無いことに気付けていません。

介護タクシーを14時に手配しても、車いすがないと帰れない!

と叫びたかったです。

 

僕も、朝一のメールのやり取りから夕方まで連絡がなかったので、車いすについては触れられなかったですが、退院は明日なのにすでに夕方。

ケアマネに頼んで、ちゃんと手配しているのかヤキモキするのはゴメンです。

このあと僕が、介護タクシー業者に「病院に向かうまえに自宅に立ち寄って車いすを持って行ってください」と連絡したのは言うまでもありません。

当然、ケアマネはそんなことは知る由もないでしょう。

 

ミスに繋がりやすい厄介な業務体質

先に、訪問入浴の再開手配の入れ忘れがあると記述しましたが、正確には2度あります。

1度目は、単に連絡忘れ。

2度目は、まさに一連の出来事があった退院後です。

時間になっても来ない訪問入浴業者に、もしかしてと思いケアマネに連絡したところ、すぐに訪問入浴業者から連絡が入ったのですがまさかのドタキャンです。

「すいません。今日は、行くことができません!」

理由もなくそれだけです。

 

不審に思い理由を尋ねると、ケアマネからラインで訪問入浴の再開要請が入っていたようなのですが、入浴業者が見落としていたようでした。

まあ、友達間ならよくある失敗です。

しかし、ラインを手配連絡に使用しているとは・・・

しかも、回答がないのに確認もせず、要件を入れっぱなしで放置です。

そのあと、ケアマネからも謝罪の連絡がありましたが、ここまでくると呆れて笑うしかありませんでした。

 

これらの出来事からケアマネの力量を推し測れること

これらから言えること。

我が家を担当するケアマネを一言で例えると、人をマネージメントする前に自分自身がマネージメントできていない人です。

正確には、気づきや配慮に乏しく、仕事の詰めが甘く段取りに不安がある人だといったところでしょうか。

この方、個人で開業しているケアマネです。

利用者を何人持っているのか知りませんが、こんな仕事ぶりでよくやっていけるなぁと逆に感心します。

 

おわりに

在宅介護をはじめて3年が経つ頃、在宅医を替える転機があって救われました。

これまで鎖国していたのかと思うくらい、たくさんの情報が入るようになりましたし、在宅医をはじめ訪問看護師さんも丁寧に診てくれ感謝しています。

それに、何より皆さん親切です。

もし、良いケアマネに巡り合えていたなら、こんなに消耗せずにもう少し働けたかもと思うこともありますが、結局、在宅医は替えましたがケアマネは替えませんでした。

主に在宅医療が必要な母にとっては、良質な在宅医療のネットワークを手に入れたことによってケアマネの依存度が減ったからです。

それに、それでなくても仕事と介護でくそ忙しいのにケアマネを変更することでさらにリスクを負いたくなかったこともあります。

今となっては、替えておいた方が良かった気もしますが・・・

僕のこのような経験から、ケアマネに不安や不満があれば早めに替える選択も視野に入れておいた方が良いと思います。

 

 

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ABOUT US
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シンイチ
20年間、犬馬車のように結構まじめに働いてきた40代の元リーマン。 長らく会社勤めと在宅介護で消耗しきって、あえなく2年前に介護離職してしまいました。 介護は、それぞれの御家族にそれぞれの事情があります。 現代の社会問題に、このプログを通じて1人でもお役に立てれば嬉しいです。 長年、在宅介護をしている僕だからこそ、あなたに伝えたいメッセージがあります。