無茶なダイエットのツケ!?骨粗しょう症の本当は健康寿命を縮める死の病




以前、20代女子のカロリー摂取量が、終戦直後の日本や北朝鮮以下になっていると話題になっていたことがありました。

僕が、勤めていた会社での昼食風景も、

思わず二度見するような、小さいお弁当。

おにぎり1つに、カップスープだけ。

中には、お菓子をつまむだけで済ましている女子も。

 

骨粗しょう症に限れば、絶対にヤバいです( ゚Д゚)

「骨粗しょう症って、病気なの!?」

この程度の認識しかなかった僕も、母のあおりを受けている今は健康寿命を縮める恐ろしい病気だと身に染みて感じています。

今回は、骨がボロボロになった母の治療経過から、ダイエットの危険性と骨粗しょう症のリスクについて解説しますので参考にしてみてください。

 

思春期のダイエットの危険性

僕の歴代営業アシスタントの中に、事務処理が素晴らしく早い人がいました。

当時、歳の頃は30歳前。

愛想よく機転が利く女性でしたので、モテたと思います。

ただ、残念だったのは欲らしい欲がなかったこと。

食欲、出世、恋愛すら興味がなさそうでした。

食欲旺盛の僕からすると、食に欲がないなんて俄かに信じられないのですが、高校生のときに拒食症になって親に心配をかけたこともあったよう。

彼女から、ダイエットが原因だったかもと話をしてくれたことがあります。

今から思うと、摂食障害だったのかもしれません。

華奢(きゃしゃ)な体が災いしてか異常に寒がりで、秋口から寒いとよく言っていたのを覚えています。

 

彼女の場合、骨粗しょう症に焦点をあてると将来的に不安が残ると思います。

それは、成長期の骨量がその後を左右するからです。

骨量は20歳代でピークになり、上限が決まってしまうもの。

そして、加齢とともに減少していくものです。

たとえ20代後半から骨量を増やす努力をしたとしても、骨が形づくられてからではそれ以上に骨量を増やすことはできません。

これらから言えることは、身体を形成する思春期に骨の成長を妨げてしまうダイエットは危険だということ。

特に、10歳代のダイエットの影響で最大骨量が少ない人は、閉経後早々に骨粗しょう症になる可能性があるので注意が必要です。

 

ダイエットで骨がボロボロになる理由

成人になってからも、極端なダイエットはカルシウムなど体に必要な栄養素が不足しがちになるのでやめておいた方が良いでしょう。

カルシウムが、不足するとどうなるのか?

血中のカルシウム濃度を保つために、骨から血液中にカルシウムが供給され骨が弱くなってしまいます。

 

母のケースです。

大腸がんに端を発する、人工肛門、腸閉塞、低ナトリウム血症、それに栄養不良から目も不自由に。

今は、骨粗しょう症にもこれらと並ぶ存在となって苦しめられています。

母の骨粗しょう症は、大腸がんによる腸の切除で、口からの栄養摂取に限界のある身体になったため。

なので、ダイエットが原因ではありませんが栄養不足という点で理屈は同じです。

むしろ、栄養不足がもたらす顕著な例だと言っていいでしょう。

母は、背骨の湾曲、大腿骨骨折後に骨粗しょう症が発覚。

レントゲンやCTの画像を見て感じたことは、人の骨がこんなにもスカスカになってしまうものかという驚きと衝撃です。

それにしても、人間の骨がこんなにもろくなるとは・・・

医師曰く、特に珍しい症状でもないとのこと。

骨は、固いものだと信じて疑わなかった固定観念が、ガラガラと音をたてて崩れた瞬間です。

 

ボロボロになった骨は、治る?治らない?

母の治療経過を見ても、一度ボロボロになってしまった骨は治らないと思います。

整形医に、治癒具合や治療方針を尋ねても終始歯切れが悪かったですし・・・

一応、「フォルテオ」と言う骨粗しょう症治療薬が処方されていたので、望みをかけてはいたのですが・・・

「フォルテオ」は、新薬の部類でかなり高額な薬です。

皮下注射で、使用期間は2年。

一日一回、毎日打ち続けています。

しかし、そのあとも骨折。

半年、1年経っても、骨折した骨がついているのかどうか、医師でさえ判断できないレベルでしたので効果のほども懐疑的です。

骨折した大腿骨は、月日が経って痛みだけは治まりましたが安静状態のまま現在に至っています。

まあ、やっていたことは治療と言うよりは日にち薬ですね。

骨がボロボロだと、骨折しても手術すらできなく手の施しようがないというのが率直な感想です。

 

骨粗しょう症を防ぐには食事と適度な運動が必要不可欠

 母が、大腸がんの手術をしたのが55歳。

68歳で要介護になるまでの13年間、入退院を繰り返す闘病生活をしていましたが、家事や通院など自分のことはしていました。

週に2~3回、買い物に行くときは必ず万歩計を持って5.000~6.000歩を励みにしていたものです。

ところが、要介護になった途端に背骨が曲がってしまいました。

それまでも、加齢と栄養不足で骨粗しょう症が進んでいたとは思います。

しかし、外出できなくなって一気に症状が進んだ感じです。

このことからも、骨粗しょう症を防ぐには運動をして身体を動かすことが必要だということが分かります。

結局のところ、食べたいものは食べて運動することが大切だということですね。

 

おわりに

ダイエットの危険性と、骨粗しょう症の恐ろしさを解説しましたがいかがでしたか?

身近にいる人がなって、はじめて分かる骨粗しょう症の脅威!

骨が、スカスカになって身体を支えることができなくなっていくのですから・・・

めちゃめちゃ残酷な病気です。

結局、母は背骨が曲がり、骨折するたびに身体が不自由になって今や満身創痍です。

骨粗しょう症だけは、絶対回避と訴えたい!

しかし、女性には健康を害してまで痩せたい気持ちがあるようです。

なぜ、女性はそんなに痩せようとするのか?

本能なのか、美意識が高いのか、はたまた恋愛が影響しているのか?

僕も、ダイエットはしたことはありますが健康診断のため。

所詮、男の僕には分からない感情です。

それにしても、痩せる努力をすると骨量が減るのだから皮肉なものですね。

 

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ABOUT US
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シンイチ
20年間、犬馬車のように結構まじめに働いてきた40代の元リーマン。 長らく会社勤めと在宅介護で消耗しきって、あえなく2年前に介護離職してしまいました。 介護は、それぞれの御家族にそれぞれの事情があります。 現代の社会問題に、このプログを通じて1人でもお役に立てれば嬉しいです。 長年、在宅介護をしている僕だからこそ、あなたに伝えたいメッセージがあります。