はじめての紙おむつで困らないために!紙おむつにまつわる7つのポイント




「紙おむつと、尿取りパッドを準備してください」

2年前、母親が大腿骨骨折をした入院中に、その日は不意にやってきました。

看護師さんに言われたものを買いに、その足でドラッグストアに出向くもあまりの種類の多さにびっくり!

何を買えば良いか分からず、呆然としたことを覚えています。

おそらく、始まりは誰でもこんなものでしょう。

今回は、はじめての紙おむつでつまずかないために紙おむつについて解説したいと思いますので参考にしてみてください。

 

 介護用紙おむつの種類は?

紙おむつは、「パンツタイプ」と「テープタイプ」の2型あります。

排泄介助の必要のない、ご自身でトイレに行ける人は「パンツタイプ」。

排泄介助が必要で寝て過ごすことが多い人は、ベッド上でおむつ交換がしやすい「テープタイプ」が便利です。

紙おむつの価格は、1枚60円~150円くらいのものまで、サイズや吸収回数、品質で変わります。

尿取りパッドは、おむつの中に入れて使用します。

紙おむつと併用することによって、紙おむつが汚れていなければ尿とりパッドの交換のみで済むので、負担軽減とおむつ代の節約につながります。

価格は、13円~80円といったところでしょうか。

主に吸収回数に比例して、価格が高くなります。

 

はじめての紙おむつ、選ぶ基準は?

母は、テープタイプしか使用したことがないので、テープタイプの紙おむつに尿取りパッドを併用した場合になります。

尿モレに限れば、紙おむつよりもお尻に直接当たる尿取りパッドの方が重要になるので、尿取りパッドがしっかり機能していれば紙おむつの吸収回数は特に気にしないで大丈夫です。

尿取りパッドの選ぶポイントは、吸収回数とその形状。

特に、仕事などで介助ができない事情がなければ、2回と4回吸収のパッドの使い分けで様子を見るのが良いと思います。

尿取りパッドの形状も、長方形だけでなく変則的な形があります。

吸収回数にこだわらなくても、意外に形状を変えると尿モレしなくなったりするので試してみてください。

 

尿取りパッド2回吸収・4回吸収をすすめる理由

紙おむつの基本的な構造は、尿を「吸収」しておむつ内部で「固める」ように設計されています。

さらに尿を「閉じ込める」ためには、吸収回数が多くなるほど吸収ポリマーを増量しなければならなくなり長さ、幅、肉厚、それに価格にも反映してしまうデメリットが生じます。

特に、尿取りパッドは股に挟む形になるので、分厚くなるとかなり装着感が悪いのではないでしょうか。

紙おむつに求められる一番はモレないことですが、履き心地だけを追求すれば紙おむつや尿取りパッドはできるだけ小さく薄いのが理想です。

なかには、尿もれが心配だからという理由で長時間用を使用している人もいるかと思いますが、履き心地が悪いうえに価格が高いものを使っているかもしれません。

まず、吸収回数を見極めるためにも、コスパの良い2回、4回吸収だけで回せないかを考えるようにしてください。

 

吸収回数以外に押さえておくべき機能は?

利用者の身体状態や尿量、排泄するときの姿勢、そしてご家族の介助事情などで必要な機能を把握して使い分けることが重要です。

たとえば、寝て過ごすことが多い人は、背モレや横モレしやすいので外に流れ出る尿をせき止める立体ギャザーが重視されたものがあります。

また、うすくて動きやすさ、快適さを求める方にはうす型の紙おむつがおすすめです。

その他にも、消臭機能、肌にやさしい生地や長時間の装着にもムレない通気性が良いも、瞬間的に吸収する機能など、もたくさんの機能が各メーカーから発売されているので必要に応じてチェックしてみてください。

 

おむつ交換はどれくらいの間隔で行えば良いの?

おむつ交換は、状態を観察していくことで段々と適切な交換時間帯が出てくるもの。

なので、排泄介助を始めたばかりだと失敗して当たり前です。

まず、排尿量や排尿のタイミングを把握するためにも、あらかじめ交換回数と交換時間を決めておくと対応しやすくなるかと思います。

参考までに、我が家の場合です。

使用している紙おむつと尿取りパッド

紙おむつは、5回吸収を使用。

尿取りパッドは、普段は2回吸収。

週2日だけ、高カロリー輸液の点滴の影響で尿量が増えるため4回吸収を使用。 

 

交換回数は、おむつ交換と尿取りパッド合わせて、1日5回です。

チェックのタイミングは、6時、10時半、15時、20時、0時。

あと、高カロリー輸液を点滴する週2日だけは、夜中に1回見ています。

6時、10時半、15時の最初の3回は、食前です。

なぜ、こんなに食事が早いかと言うと、腸閉塞になったとき夜中にバタバタするのを避けるために夕食を早目に済まさなければならない事情があります。

尿量の個人差や、介助するご家族のサポート状況で一概には言えませんが、1日どれくらいの間隔で交換できるのか、できれば交換時間も決めておおよその尿量を把握できれば、尿量に対して紙おむつの許容量を発揮できるものを選べると思います。

 

尿取りパッドを重ねてはいけない理由

尿モレを防ぐために、パッドを重ねて失敗した経験を持つ人も多いのではないでしょうか?

実は、僕もしっかり実践して失敗済みです(笑)

結論から言うと、2回吸収のパッドを2枚重ねても4回分の吸収量にはなりません。

理由は、尿取りパッドの最下層に、防水シートが施されているので2枚目には浸透しないからです。

むしろ、重ねることによって隙間ができて尿がモレやすくなるので注意してください。

 

在宅介護を支える「紙おむつの支給事業」とは?

いざ、紙おむつを使いだすとかかる費用に驚かれる人も多いと思います。

「紙おむつの支給事業」は、在宅で介護している家族の方に紙おむつを支給する制度です。

この事業の目的は、介護をしている家族の身体的、精神的、経済的負担の軽減を図ることにあり在宅介護を支える大切な仕組みとなっています。

我が家も、金額にして月に4.000円分を毎月現物支給していただいています。

費用も助かりますが、指定業者が自宅に届けてくれるのもありがたいです。

実は、「紙おむつの支給事業」は市町村の独自事業。

上限金額や所得額などの支給要件は各自治体によって異なるので、利用を検討されている方はお住いの自治体のホームページや福祉課でご確認ください。

 

おわりに

今回は、はじめての紙おむつでつまずかないために、紙おむつの知識をさっくり解説しましたがいかがでしたか?

介護用紙おむつの本質は、負担軽減とコストのバランスです。

紙おむつは、介護負担を軽減してくれる魔法のアイテムに違いありませんが、反面それだけの対価が重くのしかかります。

特に、初心者は価格が高い方が安心だと思いがちです。

消耗品だけに、もったいない出費を長期間している人もいると思うので、これを機に紙おむつを見直してみてはいかがですか?

 

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ABOUT US
シンイチ
20年間、犬馬車のように結構まじめに働いてきた40代の元リーマン。 長らく会社勤めと在宅介護で消耗しきって、あえなく2年前に介護離職してしまいました。 介護は、それぞれの御家族にそれぞれの事情があります。 現代の社会問題に、このプログを通じて1人でもお役に立てれば嬉しいです。 長年、在宅介護をしている僕だからこそ、あなたに伝えたいメッセージがあります。