合わない入れ歯のリスク!訪問歯科診療の治療の流れや費用について




こんにちは、シンイチです。

突然ですが、在宅介護をされている皆さん!親の口内ケアに困っていませんか?

足が不自由になったりすると、適切な検査や治療をしたくても通院が難しくなってしまいます。

母も、歯医者に連れて行きたかったのですが、3年前に大腿骨の骨折を境に身動きがとりづらくなってしまったので、どうしたものかと思っていました。

今回は、母の口内トラブルをきっかけに訪問診療している歯科医を探して入れ歯を作り替えたので、治療の流れや費用についてまとめたいと思います。

 

突然、入れ歯が入らなくなったら!どうする?どうなる?

長年、介護をしていても予期しないことがまだ起こるものです。

それは、3ヶ月前のお盆明けの土曜日のこと。

母に口内炎が出来てしまって、入れ歯が入れられなくなりました。

正確には、残っている3本の歯のうちの1本が炎症を起こして歯茎が腫れてしまい、入れ歯が当たると痛みが生じて入れられなくなったのです。

母の言葉もあいまいで、その時はなぜ入らないのか原因が分かりませんでした。

しかし、入れ歯が入らないと食べられないのでたちまち困ります。

休日の早朝に電話するのも悪いと思いながらも9時まで待って、かかりつけ医が運営している訪問看護ステーションに連絡を取りました。

 

対応がもたついて1ヶ月で4kg

タイミングが悪く、在宅医に診てもらうまでに10日。

口内炎の薬を処方してもらって、様子をみるのに10日。

改善しなかったので、訪問してくれる歯科医を探して診察してもらうまでにさらに7日。

結局、歯科医に処置してもらうまでに1ヶ月ほどかかりました。

その間は、エルネオパ(栄養剤)を毎日点滴してつないでいます。

このような口内トラブルは初めてでしたので、上手く対処できずに母に負担をかけた結果、34kgあった体重が1ヶ月で30kgに減ってしまいました。

 

入れ歯が無くても食べられる!?

最初の10日ほどは、絶食で栄養剤だけでつないでいましたが、在宅医から入れ歯を入れていなくても5分粥くらいなら可能とのことでしたので、それからは朝昼晩3食お粥を食べさせています。

聞くところによると、入れ歯を使わずに食事されている80歳を超えたおばあちゃんも中にはいるらしく、そんな方は日々の食事で歯茎が鍛えられているとか。

ただ、歯が無いとやはり噛むことは出来ません。

歯茎でしごいているような感じらしいです。

母は、そんなことができないので、お粥を飲み込んでいるという感じでした。

 

訪問歯科診療をしている病院を探すことに

母を、担当してくださる在宅医は内科医。

さすがに歯のことまではカバーしきれません。

処方された口内炎の薬では改善しないと分かった時点で、訪問診療している歯科医をネットで探しています。

幸い、1件だけはすぐに見つかりました。

ホームページの情報からは、建物の外観はごくある個人歯科医院でしたが、訪問診療の費用の目安なども詳しく掲載されていたので問い合わせをしています。

在宅医からこの歯科医に紹介状をファックスしてもらいましたので、病院まで出向くこともなく電話だけで手続きが済んで良かったです。

 

訪問診療での治療の流れ

歯医者の訪問診療は、9月中旬から1週間おきに診察してもらい全8回で完結しています。

元々は、入れ歯を入れられるように歯茎の腫れの治療をお願いするためでしたが、入れ歯が全く合っていないとのことでしたのでこの機会に作り替えることにしました。

1回目:入れ歯の修理と調整

2回目:右下前歯の抜歯

3回目:新しい入れ歯製作のための型どり

4回目:前回に引き続き型どりの続き

5回目:入れ歯のかみ合わせをとる

6回目:入れ歯の仮合わせ

7回目:上下入れ歯完成。微調整と説明

8回目:検診、抜歯した傷あとのチェック 終了

 

治療の流れは、だいたいこんな感じです。

最初の2回は、とりあえず今使っている入れ歯を入れられるように、腫れの原因になっていた歯の抜歯と入れ歯の修理をしていただいています。

あとは、新しい入れ歯の製作で、所要時間は毎回30分前後といったところでしょうか。

 

治療内容

歯医者にお世話になるときは、治療される側なので天井しか見えないのですが、治療風景を間近で見ることができておもしろかったです。

応急処置をするのに、入れ歯と同じ硬さに硬化する粉末と液体を混ぜ合わせたペースト状にしたものを入れ歯の内面に足して補強。

入れ歯のプラスチック部分を削ったり、素材を追加することによってかみ合わせを調整。

やっぱり歯医者は、手先が器用ですね。

工作でもしているかのような作業風景でした。

 

それに、歯の治療をするにはたくさんの機材や工具が必要だということも知りました。

抜歯するのに、デジカメのようなものでレントゲン撮影たり、新しい入れ歯を作る際も型どりに何やらたくさんの小道具が使われています。

いつも医師と歯科衛生士の2人がかりで、車からたくさんの道具を自宅に運び込まれていました。

 

入れ歯には保険適用と保険適用外がある

入れ歯には、保険適用と保険適用外のものがあります。

保険適用の入れ歯は、床と呼ばれる歯の下の部分がプラスチックで出来ています。

ちなみに画像は、新たに作っていただいた入れ歯です。

利点は、安価で作れます。

欠点は、プラスチックの強度を上げるために厚みがでるので密着度が低いです。

そのため、装着時の「違和感」「不快感」を感じることがあります。

 

保険適用外は、床が金属で出来ています。

利点は、金属だと強度があるので薄く幅も狭く作れます。

肉厚がない分、口にフィットするので違和感を感じることなく、しっかりと安定した噛み心地が感じられるようです。

また温度が伝わりやすいので「温かいもの」「冷たいもの」温度を感じながら食事ができるのも利点です。

欠点は、やはり費用。

自費の診療になるので、高額になります。

金属の材質にもよりますが、30~40万円するものもあるようです。

 

従来、母が使っていたのもプラスチックでしたので、保険適用のプラスチックで作ってもらいました。

違和感もないようで、スムーズに新しい入れ歯に移行出来て良かったです。

今どきは、入れ歯に名前が入れられるのですね。

下の入れ歯の左側に、名前を入れてもらっています。

これで入院時に、紛失の心配をしなくて済みます。

 

訪問歯科診療でかかった費用

一連の治療にかかった費用の総額は、約23.000円でした。(1割負担)

請求明細の中に7.000円位の日があったので、新しく作った入れ歯の請求がこの時にあったのだと思います。

そこから予測すると、保険適用の入れ歯の価格は4.000~5.000円と言ったところでしょうか。

入れ歯の費用を差し引いて、1回当たりの利用料を算出すると約2.300円になるので通院よりも1.000円~1.500円ほど高くなる感じです。

支払はその都度ではなく、1ヶ月まとめてでした。

 

料金・治療期間などは、医療機関や症状によって異なるので、あくまでも母の場合ということで参考程度にしておいて下さい。

 

合わない入れ歯のリスク

入れ歯は、今合っているからといってずっと使い続けられる訳ではありません。

母のように体重の増減で口の中の形状が変わったり、金具が変形すると入れ歯が合わなくなります。

合わない入れ歯を我慢して使用し続けるリスクを調べてみると、怖い症状もあるのでやはり良くはありません。

  • 歯茎がぶよぶよになる
  • 義歯性口内炎が発症
  • 顎(あご)関節まで負担がかかる

 

フラビーガムと呼ばれる、歯茎がこんにゃくのようにブヨブヨになると入れ歯を入れるために他の治療が必要になります。

また、本来なら均等に分散されるべき噛む力が偏ってしまうので、残った歯に悪影響を及ぼしたり顎間接にも負担をかけてしまい顎の骨を減らしてしまうと修復が困難になるようです。

 

適切な検査や治療をしてもらうために/まとめ

結局のところ、合わない入れ歯を使用しているとさらに合わなくなるので、訪問歯科診療を探して調整してもらうことが大切になります。

この歯科医の良かった点は、抜歯や入れ歯の作り替えなど一連の治療のすべてを自宅で行ってもらえたことです。

訪問診療する歯医者の中には、検診や簡単な処置しかできず、治療は必要に応じて通院を求められるところもあると聞きます。

治療となると持ち運びできる機材や工具が必要になるからだと思いますが、通院できない患者にとっては検診だけでは意味がありません。

訪問診療する歯医者に問い合わせをするときは、自宅で目的の治療が可能かどうかあらかじめ確認しておいた方が良いと思います。

 

スポンサードリンク







ABOUT US

シンイチ
20年間、犬馬車のように結構まじめに働いてきた40代の元リーマン。 長らく会社勤めと在宅介護で消耗しきって、あえなく2年前に介護離職してしまいました。 介護は、それぞれの御家族にそれぞれの事情があります。 現代の社会問題に、このプログを通じて1人でもお役に立てれば嬉しいです。 長年、在宅介護をしている僕だからこそ、あなたに伝えたいメッセージがあります。