会社の飲み会で、勧められるお酒は断りづらいものです。
それに、無礼講と言っても、そこは職場の宴席。
失言で長年築いた信頼を一夜で失った人も知っていますし、飲酒運転で左遷され人生が変わってしまった人もいました。
お酒は、1つ間違うと人生そのものが狂いかねません。
今回は、僕が経験したことや身近で起きたことをご紹介させていただきます。
泥酔状態の人をターゲットにする犯罪者には要注意
忘年会のあと、二次会で飲みすぎて道端で力尽きて眠ってしまったことがあります。
夜中、警察官に起こされ気付くと、カバンがなくなっているではありませんか!
財布、免許証、携帯すべてカバンの中。
しかも、財布に5万円ほど現金が・・・
立ち去る警察官を追いかけ、事情を説明。
クレジットカードを止めるため派出所で電話を借りたのですが、すでに34万円ほど被害に遭っていました。
その場で、被害届を出したので被害額を支払わなくて済んだのがせめてもの救いです。
このとき、警察官のポケットマネーで千円借りています。
自宅に帰るお金すらなかったので、本当に情けなかったです。
携帯の電話番号もバックアップしていませんでしたし、本当に踏んだり蹴ったりでした。
泥酔状態の人を狙っている犯罪者がいる
「被害届を出しても、この手の犯罪は捕まえられないよ!」
警察官から、言われた言葉です。
この手の犯罪は多く、警察が捜査しないレベルと見透かした確信犯だとのこと。
確かに、犯行が計画的です。
僕が、眠り込んでいた約1時間半、3回に分けてしかもそれぞれ違うお店でクレジットカードが切られている手の込みよう。
常習性がうかがえます。
その金額も、1件目が25万円、2件目が8万円、3件目が1万円と周到性もうかがえます。
僕が、被害に遭ったのは大阪キタですが飲み屋の多い歓楽街は特に要注意です。
この失敗で学んだことは、泥酔状態の人を狙っている犯罪者がいるということ。
いつどこで狙われているか分かりませんよ。
顧客の接待を厳禁にしている会社でルールを破った結果
僕のいた会社は、お酒については世間よりシビアだったと思います。
特に、顧客との癒着を極端に嫌う会社でしたのでお酒の接待は厳禁でした。
確かに、接待はお酒の縁で人間関係が濃くなり、仕事上の付き合いから個人的なつきあいに変わりがちです。
おそらく、うちの会社でも過去に便宜を図ったり引き抜かれたりしていたからでしょう。
僕的には、顧客からお酒のお誘いを受けても、会社の方針という大義名分があるので断りやすくて助かっていたのですが(笑)
ただ、長年担当している顧客の忘年会や新年会ともなると、さすがに断りづらかったです。
なので、こっそり出席したものもあります。
こういう時に限って、一番知られたくない上司の耳に入るんですよね。
そして、しっかり上層部にチクられてしまいました。
この時は、おとがめはありませんでしたが、直属の上司に迷惑をかけて罰が悪かったです。
不倫のきっかけも職場の飲み会
不倫など、男女のいかがわしい関係のきっかけになるのも職場の飲み会です。
当然ですが、一旦、バレると恐ろしいことになります。
この手の話は、広がるのも早く普段あまり知らない人でも、あっと言う間に有名人です。
社内を飛び越え、出入り業者まで知っていたことがあって笑えました。
これだけ広まると、あちらこちらで目撃情報が出てきます。
驚いたことに、会社の近くのラブホから出てきたところも、目撃されているのですから悪いことはできません。
しかも、会社の最寄り駅のエリア内というのだから大胆さに呆れます。
恐ろしいことは、不倫を知られていないと思っているのは当事者の2人だけだということです。
ここまでくると、過去に口説かれて黙っていた人も口が開きだします。
ある既婚男性の、忘年会での手口です。
メール交換したあと途中で帰るそうですが、すぐに「飲みなおそう」と二次会にいる彼女を誘いだすのだそうです。
家庭があるで、帰宅時間を計算しているのでしょう。
女性の立場からは、上司だし無下に断ることもできず困ったと言っていましたが、何度も入るお誘いメールにウンザリしたとのこと。
とにかく、酒癖が悪いうえにしつこくてサイテーと言っていました。
未遂で終われば、口説かれ情報も公開されるので本当に怖いですね。
お酒を強要してくるアルハラ上司
「アルハラ」とはアルコール・ハラスメントの略だそうです。
東京本社に、お酒を強要するやばい上司がいて大阪にくるとよくお供をさせられて本当に困っていました。
ついだビールを飲み干さなければならないという、暗に「イッキ飲み」を強要するアルハラ上司です。
この上司の餌食になった人は、僕の知っているだけでも数知れずいます。
トイレや店先でダウンしては、ゾンビのようにお酒の席に戻ってくる光景はまさに地獄絵図。
後々、仕事がやりにくくなることを恐れて頑張るサラリーマン根性と言ったところでしょうか。
僕も、記憶が飛んで道端でうずくまっていたことが何度もあります。
この上司のお酒の場での口癖が、「最強」。
ありがちですが、お酒だけでなく仕事もやり手。
ちまたで、ラオウと呼ばれていました(笑)
お酒の席だけでなく、仕事も関わりたくなかったのは僕だけではなかったと思います。
急性アルコール中毒になった新人女性
忘年会で、飲みすぎた新人が急性アルコール中毒になってしまって、救急車を呼ばないといけない事態に!
彼女は、先輩や上司にお酒をついで回ってその際の返杯を飲み干していました。
おそらく、緊張や雰囲気にのまれてつい飲み過ぎてしまったのでしょう。
お酒の許容範囲を、把握できていない若い頃によくある失敗です。
お開きの頃には、完全につぶれていたので彼女と歳の近い後輩に託したのですが、そのあと意識を無くして大変だったそうです。
実は、電車に乗っていた僕は不覚にも寝落ちしてしまい、携帯音に気づかずまさかのスルー。
事の次第を、翌朝知った役立たたずです。
急性アルコール中毒での、飲酒死亡事故を起こしてしまったなんてことになると取り返しがつかないことになります。
注意しなければならない立場なのですが、中間管理職、失格です(-_-;)
幸い、病院で何度か嗚咽したあと点滴をしてもらい回復したそうですが、朝方までかかったそうです。
おわりに
僕が働いていた職場での、お酒にまつわる失敗ばなしやエピソードでしたがいかがでしたか?
今回は、飲み会の悪い面ばかりでしたが飲みニケーションを否定するものではありません。
僕自身、お酒は好きですし、一緒に仕事をする仲間と本音で話せるきっかけになったり、職場の不満を愚痴りあってストレス発散できる一面もあります(笑)
まあ、お酒を強要する上役だけは勘弁して欲しかったですが・・・
飲酒についての正しい知識を身に付け、仕事でのお酒の場と上手に付き合いものですね。