奈良の初詣。かくれ人気スポット5選!歴史や由緒それにご利益は?




もうすぐ、今年も終わりですね。

同時に、介護離職して2年経とうとしています。

振り返ると、腸閉塞で入院したり、右腕を骨折したりといろいろありましたが、月日が経つのはほんと早いですね

何はともあれ、無事一年を過ごせたことに感謝です。

今回は、来年も元気に一年過ごせるように、奈良にある全国区ではないけれどものすごくご利益がありそうな神社をご紹介させていただきます。

皆さん、この5社ご存知ですか?

● 飛鳥坐神社

●葛城坐一言主神

●高天彦神社

●龍田大社

●廣瀬大社

 

「奈良なんだから、古いだけが取り柄やん」

と思われるかもしれません。

だけど、あちらこちらに寺院址や城址があるように、どんなに隆盛を極めても歴史の荒波に呑み込まれて無くなるのが世の常です。

現代まで、つながっていること自体、僕はキセキだと思います。

自然の摂理に、あらがって今の世の中にあるのですから、とてつもない力を持っているという証明なのではないでしょうか。

穴場スポットなんて言ったら怒られちゃうような歴史と由緒ある神社を、僕の独断で5社選んでみました。
 

飛鳥坐(あすかにいます)神社:高市郡明日香村

「あすか」は今も昔も「明日香」という漢字が使われています。

では、飛鳥はどうして「あすか」と読むの?

以前、NHKの「日本人のおなまえっ」という番組で、この疑問を解き明かすべく、こちらの宮司がお答になっておられたのを観ました。

驚くなかれ、この宮司さんの姓も「飛鳥」。

それだけでも、ただ者ではないと思いますよね。

しかも、現在の宮司は87代目だというのですから、宮司に向かって思わず手も合わせたくもなります。 

 
 

めちゃリアルな男女のシンボルをかたどった陰陽石が、鎮座しています。

それも境内のあちらこちらに。

特に、男性のモノが多いです。

この神社は、性信仰の聖地であることが分かります。

性信仰の聖地であるということは、飛鳥坐神社が、男女の出会いを演出してくれる縁結びの神さまでもあるということが伺えます。

 

 

実は縁結びや子授けだけでなく、商売繁盛やクリエイターのようなモノを生み出す方面にもご利益があるそうです。

子宝祈願のパワースポットとして、日本一の奇祭ともいわれる「おんだ祭り」が行われることでも有名です。

おんだ祭りとは毎年2月第1日曜日に行われる、五穀豊穣と子孫繁栄を祈願するお祭りで、たくさんの方が参られます。

普段、観光客はあまりいませんが、近くに飛鳥寺や僕の大好きな甘樫丘もあるので、あわせて一緒に回られても楽しいですよ。

  

詳細情報

飛鳥坐(あすかにいます)神社

社格:名神大社

主な祭事:おんだ祭り(2月第1日曜日)

ご利益:縁結び・子宝・安産・商売繁盛

所在地:高市郡明日香村飛鳥707-1

 交通アクセス:最寄り駅からの交通
近鉄 橿原神宮前駅東口から飛鳥周遊バス約17分「飛鳥大分前」下車徒歩5分
車 西名阪自動車道郡山ICより約50分

駐車場:普通車6台(無料)

  

葛城坐一言主(かつらぎにいますひとことぬし)神社:葛城市

この葛城(かつらぎ)というなじみのない漢字。

エヴァンゲリオンの葛城ミサトの知名度のおかげで読める人が多くなりましたが、ひと昔は読めない人も多かったと思います。

この神社は、奈良県御所市という場所にあるのですが、お隣が葛城市で場所もちょうど2つの市の際にあります。

葛城という名は、古代の豪族、葛城氏に由来しています。

葛城氏は、実在が確認出来る日本最古の豪族で、大昔このあたりはさしずめ葛城王国だったのでしょう。

葛城古道など葛城氏の痕跡が、今なお色濃く残っています。

 

全国各地の一言主神社を奉斎する神社の総本社です。

雄略天皇に、「私は善事(よごと)も悪事(まがごと)も一言で言い放つ神である」と答えた一言主大神(ひとことぬしのおおかみ)が祭神です。

地元では「いちごんさん」と呼ばれ、一言の願いであればどんな願いも叶えてくださる神様として親しまれています。

  

  

境内には、乳銀杏(ちちいちょう)と呼ばれている推定1200年を誇る銀杏の御神木があります。

紅葉の季節には、この銀杏を目当てにお参りされる方も多いです。

祈願すると子授けやお乳が、よく出ると伝えられています。

 

詳細情報

葛城坐一言主

社格:名神大社

ご利益:縁結び

所在地:御所市森脇432

交通アクセス:最寄り駅からの交通
近鉄 御所駅から市コミニュティーバス(西コース内回り循環)「森脇」下車すぐ
近鉄 御所駅から五條バスセンター行きバス「宮戸橋」下車 徒歩30分
JR 御所駅から徒歩50分、タクシー約10分
京奈和自動車御所ICから約25分

駐車場:普通車50台(無料)

 
因みに葛城市は、もともとは13年前に、北葛城郡の旧當麻町と旧新庄町の2町が合併して出来た市で、残った4町は、そのまま北葛城郡として存在しています。

北葛城郡を飛び出した2町の市の名前を、なぜ重複する葛城にしたのか!?

どれだけ葛城が好きやねん!

っていう話ですよね(笑)

 

高天彦(たかまひこ)神社:御所市 金剛山麓

 

 高天彦神社のある奈良県御所市の金剛山の麓あたりは、かつて日本神話の「高天原」があったとされる場所でパワースポットとしても知られています。

高天彦神社は、葛城氏の祖神「高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)」を祀っており、桜井市の大神神社と同様、ご神体は山(神社背後の白雲峯694m)であるので本殿はありません。

杉の古木に囲まれた神さびた雰囲気に、スピリチュアルを感じる人も多いのではないでしょうか。

 

神話の世界、天照大神(あまてらすおおみかみ)をはじめ多くの神々が住んでいたとされる天上の世界「高天原」の伝承地は、九州高千穂が有名ですが、この場所も最有力地です。

太陽神である天照大神が隠れてしまい、世界が真っ暗になる「天の岩戸の隠れ」の舞台もこの地ではないかと言われています。

 

 

この神社の形体は古く、今までに訪れたどの神社とも感じが違って独特な雰囲気です。

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老杉の立ち並ぶ参道の奥に鳥居が建ち、神社の背後には金剛山が厳かにそびえ立っています。


 

社殿の奥に、蜘蛛塚と呼ばれる場所があります。

天皇に従わなかった土着の人々を土蜘蛛と呼び、神武天皇が征伐したとされています。

この蜘蛛塚に、商売繁盛や金運、仕事運アップのご利益があると言われています。

小さな古社で、社務所はありません。

お守り・御札・御朱印は、約2キロはなれたところにある「高鴨神社」で授かることができるようです。
 

この高鴨神社も、全国鴨(加茂)社の総本社で、弥生中期より祭祀を行う日本最古の一つです。

世界遺産である京都の「下鴨神社」「上賀茂神社」も、元々はここから派生しています。

実は、古代の豪族、鴨氏もこの葛城が発祥の地です。
 
 

詳細情報

高天彦神社

社格:名神大社

ご利益:商売繁盛、金運・仕事運

所在地:御所市北窪158

交通アクセス:最寄り駅からの交通
近鉄 御所駅からバスで11分。鳥井戸バス停から徒歩50分
近鉄 御所駅からタクシーで20分
京奈和自動車道 御所ICから車で20分

駐車場:普通車 10台(無料)

  

龍田(たつた)大社:生駒郡三郷町

龍田大社は、およそ2100年前の創建とされ、1400年前、聖徳太子が法隆寺を建てる際に工事の安全を祈願するためにお参りしたとされている神社です。

法隆寺が完成した後は、守り神として龍田神社を斑鳩に建てて分霊されました。

また、万葉のころからたくさんの人が行きかったと伝わる奈良と大阪を結ぶ街道、龍田古道は天皇や遣唐使も行き来した重要な道だったとも言われています。

この道をゆく昔の旅人は、龍田大社で旅の安全を祈願したそうです。


 

龍田の風神・広瀬の水神として並び称される格式高い「二十二社」の一つです。

「二十二社」って何?って思いますよね。

昔は、天災や病は神頼みでしたので、平安時代の朝廷が国家の重大事に祈祷を行わせるために選抜したトップの神社が二十二社です。

AKB48ではありませんが、二十二社の中にも神7があって伊勢神宮や伏見稲荷大社など現在でもビックネームの神社が名を連ねます。

奈良では春日大社だけが、この中に入っていました。

廣瀬・龍田の両大社は、その次の「中七社」にランクづけされています。


 

神楽などの奉納が行われる拝殿です。
 

詳細情報

龍田大社

社格:二十二社(中七社)の一社

ご利益:厄除け・病気平癒・五穀豊穣・水難鎮護

主な祭事:風鎮大祭(7月第一日曜日)

所在地:生駒郡三郷町立野南1丁目29-1

交通アクセス:最寄り駅からの交通
JR三郷駅より徒歩約7分

西名阪道 香芝もしくは法隆寺インターより約15分

駐車場:100台(無料)

 

廣瀬(ひろせ)大社:北葛城郡河合町

時の朝廷が、風をつかさどる龍田大社の風神と広瀬大社の水神を、一対として併せ祀ることにより、風水を納め国家安泰・五穀豊穣を祈願したという由緒ある神社です。

廣瀬大社は、地名の「河合」からも連想できるように、富雄川・曽我川・飛鳥川など奈良盆地を流れるすべての河川が一点に合流する場所にあります。

現在でも大雨などの災害時は、少し下ったところ(大和川となって大阪に注ぎ込む)で決壊を起こし易く危険です。

今年の西日本豪雨でも、被害がありました。

太古の昔から水の要所として、この場所は奈良の要だったのに違いありません。

また、奈良は昔から比較的雨が少なく、盆地を流れる川も小さいので戦後まで渇水に悩まされ続けてきました。

このため、今でも盆地のあちらこちらに、ため池がたくさん残っているのです。

ある意味、この地に河川の氾濫を防ぎ五穀豊穣を守る水の守り神、若宇加能売命を祀ることは必然で、千数百年のあいだ人々が祈りを捧げてきたお社です。


 

毎年2月に行われる「砂かけ祭」は、砂を雨に見立てて掛け合うというお祭りです。

水害が起きず、五穀豊穣を祈願しています。

今は、子どもが砂をかけてますが、昔は大人が必死になって投げていたそうです。

2月にお祭りをして、6月までにため池にたっぷり水が溜まれば田植がうまくいくという、豊かな実りを祈って行われ続けてきました。

その歴史も古く、天武天皇の御代から脈々とお祭りが続けられてきたというのですから、1300年以上守り伝わったお祭りです。

 

詳細情報

廣瀬大社

社格:二十二社(中七社)の一社

ご利益:五穀豊穣・水難鎮護・安産祈願・除災招福・衣食住の守護

主な祭事:砂かけ祭り(2月)

所在地:北葛城郡河合町川合99

交通アクセス:最寄り駅からの交通
JR関西本線「法隆寺駅」より徒歩約30分、タクシー約5分
近鉄 「池部駅」より徒歩25分
西名阪道 法隆寺インターより約5分

駐車場:50台(無料)

 

お正月から元気をもらって、楽しい1年をはじめましょう!/まとめ

お天気の良い週末は、日頃の運動不足を解消すべく2~3時間サイクリングに出かけるのですが、「ならクル」という自転車専用道路を走行します。

自動車も信号もほぼないので、安全でとても走りやすくて快適です。

この「ならクル」は、川に沿って設置されている箇所が多く、廣瀬神社をよく通るようになりました。

普段は、あまり人も見かけない静かな神社ですが、いつ参拝してもきれいで隅々まで手が行き届いて気持ちがいいです。

長い参道をゆっくり歩いているだけで、気持ちが落ち着いて得した気分になります。

高天彦神社は、この記事を書くために、はじめて行きました。

無人なのに、境内はおろか神社周辺もきれいだったのには驚きでした。

おそらく、管理している高鴨神社がきっちりされているのだと思います。

その他の3社も、これだけの歴史の積み重ねがあるので、維持・管理されている宮司さんの大変さがうかがえます。

やはりどのお社も、隅々まで行き届いています。

手を合わせるだけでも、清浄な気が感じられるようです。

たまには、少し羽根を伸ばしていつもと違ったところに初詣に行くのも気分が変わって、幸運が舞い込むかもしれませんよ。
 

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ABOUT US

シンイチ
20年間、犬馬車のように結構まじめに働いてきた40代の元リーマン。 長らく会社勤めと在宅介護で消耗しきって、あえなく2年前に介護離職してしまいました。 介護は、それぞれの御家族にそれぞれの事情があります。 現代の社会問題に、このプログを通じて1人でもお役に立てれば嬉しいです。 長年、在宅介護をしている僕だからこそ、あなたに伝えたいメッセージがあります。