僕の親戚は、ほぼ奈良県民です。
父方は、おそらく先祖代々ずーっと奈良で農民していたと思います。
家の近くに大きな古墳があるのですが、祖先は古墳時代に人夫としてスコップを握りしめてまじめに穴を掘っていたような気がしてなりません(笑)
そんな生粋の奈良県民の僕が、家族でのんびりと過ごせる奈良の公園をご紹介いたします。
目次
馬見丘陵公園

広陵町と川合町にまたがる馬見丘陵公園では、広さ56haの園内に植えられた66品種およそ37万株のチューリップがこの時期咲き誇ります。
馬見丘陵公園は、奈良公園に次いで県下2番目の広域公園です。
奈良公園と平城宮跡歴史公園は別格ですが、それ以外の県営公園9箇所のなかでは抜き出ていると思います。
僕の幼いころこの辺りは、馬見丘陵地帯は雑木林や竹やぶの間に田畑が存在する、のどかな山村風景でした。
現在は、この公園の北に西大和、西には真美ケ丘の両ニュータウンが広がっていて、きれいに整備された街に生まれ変わっています。
交通の便も良いので、他府県からの車も多く、週末ともなると駐車待ちの車をよく見かけます。

チューリップをはじめ約50万株の春の花が園内に咲き誇ります。

バレリーナが踊る姿から名付けられたバレリーナと言う品種の花は、オレンジ色の花が風に揺らぎ周囲に甘い香りを漂わせていました。

フォックストロットと言う品種は、幾重にも重なる花弁が白から次第に淡いピンクに変化するのが特徴で訪れた人の目を楽しませていました。

一面の花々に囲まれて、すてきな春のひとときを過ごせます。
竹取公園

「今は昔、竹取の翁といふものありけり〜」 この有名な冒頭から始まる日本で最古の作品、竹取物語が公園の名前の由来です。
竹取物語の舞台の地、最有力の広陵町にあります。
それにしても、町営にしては大きい公園です。
しかも、馬見丘陵公園の隣にあります。
奈良県、屈指の人気公園が隣接しているのも、贅沢すぎていかがなものかと思うのですが、遠方から来られる方にとっては1度で2度楽しめるのでおすすめスポットです。

古墳時代の住居を復元した広場があります。

そり遊びができる「ちびっこゲレンデ」は大人気です♫
大中公園

高田千本桜知られる奈良有数の桜の名所です。
大中公園を中心に高田川の両岸南北2.5kmにわたり、染井吉野、彼岸桜など 約1,200本の見事なトンネルが続きます。
イベントの期間中は、桜のライトアップも楽しめます。
夜桜もきれいで、桜の季節は人波が絶えませんが、普段はとても静かな市民の憩いの公園です。
春は桜、夏はアジサイ、秋は紅葉、冬はサザンカと、四季折々の自然が満喫できる公園です。
また、公園内には、本格的に能が鑑賞できる桜華殿(浮舞台)や静御前の記念碑などがあります。


葛城山麓公園

葛城山の麓にある、緑地公園です。
園内には、ツツジ・桜シャクナゲ・萩など四季を通じて花が楽しめます。
また、芝生広場、野外ステージ、ゲートボール場、吊り橋、あずま屋、子供広場などがありあります。
子供広場では、複合遊具やすべり台で遊んだり、散策路を歩いたりして自然を満喫できます。


二上山ふるさと公園

二上山のふもとに広がる自然公園です。
中央に、ピクニックに最適な広い芝生広場、北側にテラス、東にわんぱく広場、西側に展望台と自然を生かした公園になっています。

一筋の糸のように真っ直ぐ階段が伸びています。
456段の石段を上ると奈良盆地が一望できる景色が待っています。

この風景は、一見の価値ありです。
竜田公園
斑鳩町の南西部に位置し、竜田川沿いに約2km、総面積14万平方メートルの広大な敷地を持つ都市公園です。
平安時代の歌人、在原業平をはじめとした多くの歌人の和歌に登場する紅葉の名所で有名です。
紅葉のシーズンは散策しながらイロハモミジ、ヤマモミジ、トウカエデなどの紅葉狩りが楽しめますが、この春の季節も桜や、初夏には新緑と四季折々の美しい風景が楽しめるスポットです。


古都にふさわしい情緒溢れる川沿いの敷地内には、遊歩道があります。

大和民俗公園

大和郡山市の矢田丘陵の東部に位置します。
奈良県内各地の典型的な民家を園内に移築展示した特徴的な総合公園です。
四季折々の草花や、森林浴・ウォーキングなどを楽しむにはもってこいです。


郡山城址公園

郡山市のシンボルは、何と言っても金魚と郡山城址です。
それに桜もきれいで、「日本のさくら名所100選」にも選ばれています。
桜の季節には、お城まつりや、天守台・夜桜のタイトアップがあったり、時代行列や市民パレードなど町ぐるみで盛り上がっています。
お城の西側に公園もあるので、城址と合せて散策に最適です。

改修された天守台展望施設です。

若草山や薬師寺なども見えて、風が気持ちよくて最高です。
こんなに景観がいいとは思いませんでした。
大渕池公園

大渕池公園は、奈良市の西部に位置する県営公園です。
大渕池を囲んで東地区と西地区に分かれています。
東地区はテニスコートや運動場などスポーツ施設があるのですが、タコの滑り台もあって幼稚園くらいの子は楽しめると思います。
西地区はファミリー広場、児童広場など、子どもの遊び場があります。
生駒山麓公園

子供も大人も楽しめる、かなり本格的なアスレチックがあります。
こちらを目的に来られる方も多いようですが、キャンプ場や銭湯、レストランもあって施設は充実しています。
日帰りでのバーベキューやテントでの宿泊など、アウトドアを楽しみたい、というご家族には野外活動センターがおすすめです。
山の上の方にある公園ですので、見晴らしは最高です。
子供からお年寄りまで、一日まるごと楽しめる総合公園です。


近鉄生駒鋼索線で2000年まで使われていたコ1形が保存されています。

多目的広場の広さと、広場の向こうの景色は圧巻です。
おわりに
生駒山麓公園だけは原付バイクで途中まで登って、片道3.8kmのハイキングコースを歩いていきましたが、その他は自転車で周りました。
馬見丘陵公園や竹取公園は、僕が若かりし頃よくデートしていた場所で、忘れていた昔のことを思い出して懐かしかったです。
休日に少し足をのばしてみるのも、いつもと違う休日が過ごせてオツかもしれませんよ。