秋の絶景!どの角度から撮っても絵になる談山神社




「週末、自転車で紅葉を見に行こう!」

そう思い立って、最初に思いついたのは、3000本のもみじがあると言われている奈良県の桜井市と明日香のあいだにある談山神社でした。

世界で唯一現存する十三重塔や、日光東照宮のモデルと言われている本殿で知られています。

僕は、初めてでしたが、ここは桜と紅葉、蹴鞠(けまり)祭りが有名なので以前から行きたかった場所です。

とにかく、風景がきれいでした。

「こんなにステキな名所が、まだ奈良にあったのか!」

灯台下暗しとはこのことですね。

今回は、明日香の東にそびえる多武峰(とうのみね)の山中にたたずむ大化の改新ゆかりの地、談山神社をご紹介したいと思います。

 

談山神社のアクセスは車がおすすめ

この日は、日曜日ということもあって、皆さん談山神社に向かう車で交通量が多かったです。

この地点は、坂道が始まって2~3km、談山神社まであと4.5kmの位置です。

車だと、桜井方面から155号線を上る一本道で分かりやすいのですが、バスとすれ違うのが厳しい箇所もあります。

帰りは、同じ155線の談山神社から飛鳥寺へ向う道を通りましたが、片側1車線の道幅でこちらの方が道幅は広かったです。

なので、車でしたら、明日香方面からのアプローチをお勧めします。

駐車場をチェックすると結構広く、普通車なら無料でした。

 

途中、人でいっぱいのバスが追い抜いていきました。

電車とバスで行く場合は、近鉄・JRの「桜井駅」で下車して、奈良交通のバスで25分ほどで着くのでアクセスは良いと思います。

ただ、バスの本数は少なそうですので、事前に調べておいた方が良いでしょう。

地図で見ると、桜井市と明日香のあいだでしたので、山の方だろうと思っていましたが、思っていたより山で、自転車で来てしまったことに後悔しました(笑)

 

おそらく、はじめましてだと思います。

僕のチャリンコです。

僕は、自転車に詳しくありませんが、スポーティな感じで車体が軽いのが気に入りました。

通勤で最寄駅まで使っていたもので、かれこれ10年近く乗っています。

乘り慣れた自転車ですが、それでも勾配がキツく、途中で自転車から降りて歩きつつなんとか辿り着きました。

 

赤に色付く紅葉が素敵な談山神社

談山神社の入山拝観料は大人600円、小人300円、小学生未満は無料です。

受付を通り、鳥居をくぐると本殿に続く140段ある長い石段があります。

今年は暖冬の影響で、11月も中旬になろうかというのにまだ黄緑の葉も多く紅葉が浅かったのが少し残念でした。

 

 

階段を登り切ると、右手に藤原鎌足がまつられている拝殿があります。

 

拝殿からの景色は絵画のような美しさ

ちょっとびっくりしたのが、拝殿に入れます。

靴を脱いであがるのですが、畳の室内から目の高さまで迫る紅葉を楽しめ2度驚きました。

それに、拝殿内も写真を自由に撮れて、おそらくすべて撮影可だと思います。

その素晴らしい計らいに、感謝です。

 

吊灯籠(つりとうろう)と赤に色付くモミジの調和が、雰囲気があって絶妙です。

 

振り返ると目前に御本殿!

お賽銭をあげて、お願い事をさせていただきました。

 

拝殿の中は、このような感じです。

 

 

奥の間で、期間限定の催し物だと思いますが、日本刀の展示がされていました。

 

談山神社のシンボル十三重塔

次は、お目当ての十三重塔です。

本殿をあとにして、西にある短めの階段を下りて進んでいくと、十三重塔がドドーン!と見えてきます。

藤原鎌足を弔うために長男・定慧と次男・不比等によって西暦678に建立。現存している建物は室町時代に再建されたものだそうです。

唐の清涼山宝池院の塔を模して、建てられたと伝えられています。

高さは17メートル、屋根は伝統的な檜皮葺き。

木造十三重塔としては、世界唯一のものだそうです。

歴史に裏付けされる重厚感と美しさは、どの角度から写真を撮っても絵になります。

 

恋のパワースポット東殿「恋神社」

談山神社の中に、えんむすびの神として信仰があつい「恋神社」とよばれる東殿があるのでぜひお参りして下さい。

この神社は、藤原鎌足の妻、鏡王女(かがみのおおきみ)が祀られています。

今回、初めて知って驚いたのですが、この人物はあの有名な額田王(ぬかたのおおきみ)の姉で妹同様情熱的な歌を残した歌人のようです。

女性として幸せな一生を送ったことから、古来から縁結びの神としていつしか恋神社と呼ばれるようになったそうですが、なるほど納得してしまいました。

あの、立身出世をした藤原氏の祖、藤原鎌足の奥さんなんですから、幸せだったに違いありません!

補足

額田王は、初期万葉集を代表する女性歌人で宮廷の中で特別な地位を得ていた人です。

歌の才能で多くの人から認められ天智天皇・大海人皇子の寵愛を受けています。

 

 

参道には恋の道と呼ばれ、神社の横には「むすびの岩座(いわくら)」があります。

 

岩をなでて願いごとを心の中で唱えてから、神社にお参りしたり、おみくじをひいたりすると、ご利益があると言われています。

「むすびの岩座」は1300年以上も昔、談山神社の前身である妙楽寺の講堂を建てるとき、光る石が発見され、神の宿る磐座として祀られました。

恋愛や結婚はもとより、より良い人間関係を結ぶご利益があると言われています。

 

満足度の高い神社。桜と紅葉の季節は早朝がおすすめ/まとめ

創建から1300年以上経つ、古社中の古社です。

しかも古いだけではなく、由緒や縁起も相当なものです。

国宝の1つは奈良県立博物館ですが、境内には重要文化財がどっさりあります。

1箇所で、これほどの貴重な文化財を見れるところもなかなかないと思いますが、やはり見どころは、十三重塔です。

満足度満点!なんとも言えない美しさがそこにあります。

今回は、紅葉ど真ん中でしたので観光客が多く大混雑でしたが、閑散期の冬にもう一度ぶらっと来てみたいです。

その時は、もちろん自転車でなく車です(笑)

 

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シンイチ
20年間、犬馬車のように結構まじめに働いてきた40代の元リーマン。 長らく会社勤めと在宅介護で消耗しきって、あえなく2年前に介護離職してしまいました。 介護は、それぞれの御家族にそれぞれの事情があります。 現代の社会問題に、このプログを通じて1人でもお役に立てれば嬉しいです。 長年、在宅介護をしている僕だからこそ、あなたに伝えたいメッセージがあります。