いざという時はとりあえず地域包括支援センターに行く心づもりを!地域包括ケアについてまとめました




この10年で介護をめぐる状況はかなり変わってきています。

特別養護老人ホームは、要介護3以上の方でないと入所できない狭き門になってしまい、施設介護の問題点も出てきています。

2020年には高齢者が人口の約3分の1に、3人に1人が65歳以上になります。

さらに2050年には高齢者1人に対して若者1人という状況になってしまいます。

 

過去の僕のように自分のことだけで一杯一杯、どう考えても家族の世話なんて無理!そんな方も多いのではないでしょうか?

そこで生まれたのが地域で高齢者を支えていく地域包括ケアという考え方です。

地域で高齢者を支えて行こうというシステムです。

 

地域包括ケアのしくみ

 

高齢になってくると介護だけでなく医療の相談や孤独死を防ぐ見守り、あるいは住まいのことなど様々な課題が出てきますが、それを地域包括支援センターという一つの窓口で基本無料で受け付けるのが大きなポイントです。

現在の介護は施設から在宅へが、世の中の流れです。

「おはよう朝日です」という関西の番組内で、地域包括ケアについて分かりやすいものがありましたのでまとめておきます。

 

「地域包括支援センター」とは?

介護のサービスの場合、「デイサービス」「ショートステイ?」などカタカナが多くて何をやっている施設なのかがわかりにくいですね。

Q:とりあえず役所で相談すればいいのでは?

と思いますが、役所も親身になって対応するけれども、やはりいろんな窓口があってこの問題はこの窓口、この問題はこの窓口とというような形で、言い方悪いですが、たらい回しになるケースもあります。

地域包括支援センターは、

  • どんな相談でも受け付けてくれる

※基本相談料無料

  • 相談の窓口が一元化されている

悩み事があれば、まず相談に行けると言うのが一つの特徴です。

 

地域包括支援センターのメリットは、

対象者が65歳以上であれば7、その家族も含めて介護認定を受けていなくても相談できること。

介護以外の生活や虐待などに関しても幅広く対応してもらえることです。

 

地域包括支援センターの三人の専門職とは?

地域包括支援センターには、3人の専門職を配置することが義務付けられています。

  • まず、介護の専門家でケアマネジャーのまとめ役となる主任ケアマネジャー
  • 生活相談のスペシャリストである社会福祉士

●そして医療の窓口となる保健師です。

 この三職種の専門家が中心になって相談を受けさまざまな事業所や行政機関、ボランティアを巻き込んで問題解決に当たります。

地域包括支援センターは、大阪市では基本的に各公立中学校区に1つあります。

自分の住まいがどこの中学校区かは市役所、区役所で教えてもらえます。

 

施設によっては特化したことにも力を注いで多様化した相談にも柔軟に応える

大阪の生野区にある東生野地域包括支援センターでは、65歳以上の方の相談窓口として、介護保険に関する相談以外も生活相談やご近所トラブルなどの相談、ゴミ屋敷をどうするかといった生活の様々な困りごとの相談窓口になっています。

ここでは介護予防にも力を入れているそうです。

できるだけ介護にかからずに家で元気に過ごすための取り組みをしているようで、100歳まで元気でいるための「100歳体操」という教室をボランティアで立ち上げたり、モノづくりの集いの場もあります。

ボランティアがパーツを準備して、楽しみにしておられる高齢者の方がそこに集まって、作品を作り家に持って帰って飾るということもしているそうです。

ボランティアと認知症の人を含む高齢者でモノづくり、支援センターは、認知症の人と地域住民の懸け橋となる黒子の存在でもあります。

 

もう一つ、大阪市東住吉区にある中野地域包括支援センターの特徴は、認知症強化型だそうです。

もの忘れや帰り道が分からないなどの認知症疑いが出て来た時に、早期に適切な医療やサービスにつなぐ支援に力を入れています。

高齢者はついつい家に閉じこもりがちになりますが、そういう人を外に連れ出して交流する場面を作ることもしています。

具体的には認知症の人と地域住民との接点を持つお茶の会や、介護する人のための家族介護交流会などを開催しているとのことでした。

他にも地域にあるさまざまな介護・高齢者施設を見て回るバスツアーを開催など住民目線で様々な活動を広げていっています。

なかにはこんな相談も・・・

転居先を探されている高齢者と、時には一緒に不動産まわりもして新しい家で落ち着いて生活できるよう支援をしたりもすることもあるそうです。

「つながりを作る」のも大事な仕事となっています。

 

高齢になっても住み慣れた地域で安心して暮らすために

地域包括支援センターという場所があるのは知っていましたが、具体的な中身は恥ずかしながら全く知りませんでした。

番組内容は、大阪市を例にしています。

お住いの地域によって内容も異なると思いましたので、僕の住んでいる地域を調べてみました。

僕の住んでいるところは、奈良でも大阪よりで大阪のベッドタウンですがまあまあ田舎です。

「地域包括支援センター」を調べると、とりあえずありましたが市に一か所です。

近隣の市町村を調べると、人口の多い市には複数あるところもありましたが一か所のところが大半ですね。

さすがに大阪市のように各公立中学校区に1つと言う訳にはいきません(笑)

 

地域包括支援センターの内容についておさらいしておきます。

地域包括支援センターとは、これからの時代に施設ではなく、住み慣れた地域で介護を安心して受けられるように支援してくれるところです。

そのために地域包括支援センターでは、保健、介護、福祉という3分野の専門職が連携し、市町村や地域の医療機関、介護(介護予防)サービス事業者、ボランティアなどと協力しながら地域の高齢者のさまざまな相談に対応します。

 具体的にどのようなことをしてもらえるのかと言いますと、

  • 高齢者や家族、地域住民からの総合的な介護や福祉に関する相談への対応、支援。
  • 介護予防ケアプランの作成、介護予防事業(新予防給付、地域支援事業)のマネジメント。
  • ケアマネジャーへの支援やネットワークづくり・高齢者に対する虐待の防止や権利擁護の相談など。

 

地域包括ケアとは、その地域で暮らす高齢者や要介護者を一定のエリアで包括的にケアしていこうという考え方です。

その後の介護サービスや医療行為は別途費用がかかりますが、共通しているのは、いろんな相談が基本無料で相談に乗ってくれると言うことです。

65歳以上の方なら誰でも、その家族も利用できますし、どこにいったらいいか分からない時、ここに行けば良いと思えるのが安心ですよね。

少しの悩み、少しの問題でもあれば気楽に相談を!

高齢になっても住み慣れた地域で安心して暮らす「地域包括支援センター」は、そのためのはじめの一歩です。

 

 

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ABOUT US
シンイチ
20年間、犬馬車のように結構まじめに働いてきた40代の元リーマン。 長らく会社勤めと在宅介護で消耗しきって、あえなく2年前に介護離職してしまいました。 介護は、それぞれの御家族にそれぞれの事情があります。 現代の社会問題に、このプログを通じて1人でもお役に立てれば嬉しいです。 長年、在宅介護をしている僕だからこそ、あなたに伝えたいメッセージがあります。