在宅介護サービスの種類とわが家の負担費用の内訳。ざっくり知っておいて損はない!




医療費や訪問入浴などの在宅介護に必要なサービスはおおよそどのくらいの費用がかかるのか知りたい方も多いのではないでしょうか?

介護保険が適用されるサービスの金額はとても複雑です。

専門職として勉強でもしていないと、理解できないと思います。

要介護度によっても限度額は異なりますし、サービスも内容によって金額が非常に細かく分けられています。

しかも「円」ではなく「単位」で表示されています。

月に一度ケアマネージャーからの計画書にサインするのですが、やっぱり単位で表示されているのでさっぱりわかりません。

単位としているのは地域によって人件費などが異なるため、補正をする必要があるからだそうです。つまり、1割負担として0.1を掛ける元の料金が分らないわけです。

 

在宅介護サービスを効果的に利用するために、どのようなサービスがあるか知っておく

介護サービスには、要介護の度合いやサービスを受ける場所を自宅にするか施設にするかなどによって、さまざまな種類があります。

訪問サービスには、訪問介護、訪問入浴介護、訪問看護、訪問リハビリテーション、居宅療養管理指導があります。

訪問介護
訪問介護員(ホームヘルパー)が、自宅を直接訪問し、食事・入浴・排泄など直接身体に触れる身体介助をはじめ、掃除・洗濯・調理などの家事面における生活援助、通院時の外出移動サポートなどの生活援助です。
訪問入浴介護
入浴車両が居宅を訪問し、介護職員と看護師が対応して入浴介助を行うサービスです。入浴前後の体調に変化がないか、バイタルチェックも行ってくれます。
訪問看護
医師の指示に基づいて看護師などが居宅を訪問して行います。点滴の管理など医療に属する行為です。病状観察、脈拍や血圧測定、食事の援助、排泄の援助などです。
訪問リハビリテーション
主治医の指示のもと、理学療法士が居宅を訪問し、起き上がりや歩行などの基本動作、体操などの応用動作を通じてリハビリを行うものです。食事、着替え、トイレが自分でできるように支援します。
居宅療養管理指導
医師や看護師が定期的に居宅を訪問し、療養上の管理・指導をするサービスです。風邪にかかりやすい人、むし歯のある人などの相談に乗り、指導を行います。

 

通所サービス

「デイサービス」
デイサービス事業所に通い、入浴や食事、その他日常生活の介護を受けられるサービスです。
「デイケア」
老人保健施設や病院に通い、機能維持や機能回復を目指しリハビリテーションを受けられるサービスです。自立した日常生活を支援します。
短期入所サービス(ショートステイ)
利用者を数日から1週間程度施設で預かり、介護サービスを提供します。同居している家族が家を空けなければならなくなった時など一時的に介護ができないような時に適します。

 

「要介護5」母の在宅介護の場合、月々の自己負担費用は?

人それぞれの治療内容、サービスの中身が異なりますのであくまでも母の場合です。

1ヵ月の維持費
医療費 整形外科 (月1回)   約3.000円

往診   (月2回)    約15.000~18.000円

薬代               約14.000円

訪問看護(週3回)         約15.000円~18.000円

お風呂    1.289円x4回         5.156円

リハビリ(40分)  656円x4回       2.624円

介護レンタル            2.990円

オムツ、ストーマ 諸々、入院費その都度

整形外科:月1回なので必ずレントゲンと採血あるため費用は高め。

往診・訪問看護月によって医療費ばらつきあります。

お風呂・リハビリ:費用定額。週1回なので月4回サービスを受けたとして計算。

介護レンタル:ベッド2.090円(マットとベッド本体が各1.000円で落下防止の柵が90円) 、車椅子900円。

 

計算すると月々の在宅維持費は、母の場合おおよそ6万円ぐらいですね。

ただ、これは在宅介護のサービスと医療費だけで、実際はこれだけではおさまりません。

オムツやストーマは支給品や補助をいただいていますが、これですべてはカバーできないからです。

細かい話になりますが尿とりパッドの支給品は尿2回吸収タイプなので、3回以上のものを市販で購入して使い分けています。

週2回ですが自宅で高カロリー輸液を12時間かけて点滴しているのですが、点滴すると尿量が多くなり支給品だと1度の尿量でも受け止められない時もありますし夜中はとても対応できません。

 

入院中はオムツの交換時間、回数は決まっているのでできるだけ吸収力3回以上のものを求められます。またストーマ装具の扱いに慣れていない看護師が大半です。

1日数度装具が取れてしまったり、2箱(20枚)で2週間もたなかったりします。

1枚1.000円する装具です。入院中の大量消費は織り込み済みと言えどやはり痛いです。

まさにストーマ装具貧乏です。

とりわけ入院すれば、ストーマ装具とオムツはいつも大量に購入しています。

このように出費はどんどん増えていきます。

 

現在利用している3つの訪問サービス

訪問看護、訪問リハビリテーションは介護が必要になった6年前から訪問入浴介護は今年2月から利用しています。

訪問看護は、低ナトリウム血症にならないための点滴を週3回入れていただいています。現在訪問して下さっている方々は皆さん元は病院の看護師出身の方でしかもベテランです。主治医に日常の体調の変化をフィードバックして僕の質問にも分かりやすく答えて下さって安心です。

訪問リハビリテーションは、ベッド上で手足を動かし筋力低下の予防、関節部分が固まらないようにと身体機能の維持が現在のテーマです。

訪問入浴は、寝たままでも浴槽に運んでもらって体を洗ってもらうことができます。母は他人に入浴させてもらうことに抵抗あるようですが、家族としては週1回だけですし衛生面のことを考えると必項ですね。足を骨折するまで、僕が自宅でお風呂に入れていましたが最後の方は浴槽に入れられずバスチェアーに座わらせて体を洗っていただけなので今は本当にありがたいです。

 

介護離職を回避するため利用しようとした訪問介護とショートステイ

母は、医療に属する行為に費用が必要ですので訪問介護、デイサービス、ショートステイは今までに利用したことがありません。

介護離職をするかどうか悩んでいた1年前にどうすれば日中、不在でも在宅介護が可能になるかを調べていた時期がありました。

その時には、母を病院から施設ではなく自宅に連れ帰ることは決めていました。

1ヵ月のうち1週間は、中核病院にショートステイさせてもらえるよう病院側には了解いただいていました。

サービスを最大限使えばそれなりにお金がかかるかもしれませんが、ケアマネージャーに無理なく在宅介護できるようにプランを立ててもらえないか相談もしました。

あと残りの3週間、訪問看護をどれだけ入れば在宅が可能か?

そこが解決しませんでした。

 

悪い言い方しますが、母が完全に寝たきりでしたら必要な介護内容の時間割りが立つのでまだ検討の余地があったかもしれません。

確かに病院では半年のあいだ寝たきりで弱ってはいましたが、受け答えもしていましたしリハビリすれば車椅子で自立した生活ができると僕は思っていましたのでそのためには、ベッドから車椅子の移乗は頻繁にさせなければなりません。

それと問題はストーマ装具の管理。特に食後1時間以内に2・3度チェックしていますが日によってやはり便の出方は違います。キャパオーバーなどで装具が外れたりするとおそらくホームヘルパーでは対応出来ないと思います。

それにオムツ交換や食事などが入ってくるとほぼ目が離せません。

 

父が協力してくれたなら、ある程度は解決できたと思いますが、頑固で「この歳になって自分の生き方を人によって変えられたくない」と訳の分からない事を言って協力的ではありません。

ただ、81歳という歳のことを考えると戦力外と諦めるしかありませんでした。

 

介護離職をしなくて済むように介護サービスの知識を深めて上手に利用する/まとめ

長期に渡り家族の介護を続ける場合は、休日などの時間的拘束やストレスは徐々にダメージとして蓄積されていきます。

時間の制約やストレスに耐え切れず、僕のように介護離職をしてしまう可能性もあります。そうなれば、収入もなくなり、結局施設を頼っていた方がよかったということにもなりかねません。

デイサービスを利用するのも選択の一つだと思います。

デイサービスのメリットは入浴できることと、その間はご家族が介護から解放されることです。

在宅介護サービスを効果的に利用するために、どのようなサービスがあるか知っておくことは非常に重要です。

その上で、金銭面だけにこだわらず時間的・精神的コストも考えて判断するようにしましょう。

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ABOUT US
シンイチ
20年間、犬馬車のように結構まじめに働いてきた40代の元リーマン。 長らく会社勤めと在宅介護で消耗しきって、あえなく2年前に介護離職してしまいました。 介護は、それぞれの御家族にそれぞれの事情があります。 現代の社会問題に、このプログを通じて1人でもお役に立てれば嬉しいです。 長年、在宅介護をしている僕だからこそ、あなたに伝えたいメッセージがあります。